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Maurice Starr "Electric Funky Drummer" (Arista 9188) 1983

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モーリス・スター(本名ラリー・ジョンソン)は'53年フロリダ生まれのシンガー/
プロデューサー。十代半ばでボストンに移住し、ジョンザン・クリューの項
書いたように、弟のマイケル・ジョンザンらと共に兄弟グループ、ザ・ジョンソンズを
結成して活動を開始します。兄弟の中でも年長だったモーリスは早くからソロでの
活動をはじめ、'79年にはRCAから"Bout Time I Funk U"でデビュー。翌年には
マイケルとの共同プロデュースでアルバム"Flaming Starr"を発表しています。
セールス的にはパッとしませんでしたが、このアルバムはサザン・ソウル的な
ディープなヴォーカルと、P-ファンクの影響大なファンキーなトラックが冴えた
好内容で、ソウル・ファンからは高く評価されています。

その後はプロデューサーとして外部のレコーディングも手掛けるようになり、パスィ・
レーベルのグローリーやリッツ(Ritz)、シュガーヒルのブラザー・トゥ・ブラザーの
シングル等に関わるいっぽう、弟マイケルのジョンザン・クリューのデビュー作にも
全面的に参加してエレクトロにも開眼、さらにニュー・エディションのデビュー・
シングル"Candy Girl"を大ヒットさせて注目を集めるようになります。

"Electric Funky Drummer"は、そんな風に勢いがのっていた時に発表されたモーリスの
セカンド・ソロ・アルバム"Spacey Lady"(Arista AL 8-8196)からのシングル・カット。
これまでの履歴からもわかるように、モーリスは基本的には唄ものR&Bの人なのですが、
この曲はエレクトロ魂がバクハツした内容になっています。

アルバムに収録された4分ほどのヴァージョンでは全編にヴォーカルが入っているのですが、
この12インチでは長さが倍以上になり、ヴォーカルも冒頭にちょこっと入るのみ。
ピッチを変えたチップマンクス風のヴォーカルが、"Good God! Hit It Man! Come On Now,
Get Funky!~Me and the Electric Drummer Going for What We Know"とジェイムズ・
ブラウンを意識した口調で宣言し、DMXがファンキーなビートを刻みます。その後は
スネアが基本的なパターンを繰り返しつつ、ドラムの音をダブ~エディット処理したり、
口琴のサンプリング音が入ったり、バスドラが重低音化したり、スネア音をピッチ変更
したり...等々、ひたすらドラム・ビートのみにこだわってその変化のみで一曲作った
しまったような曲になっています。

要は'70年代にジェイムズ・ブラウンが演っていたようなファンキーな音楽を、エレクトロ
世代のオレ達ならこんな風に作ってみせるぜ、とでも言いたげな曲。ソウル・ミュージックの
伝統を継承しつつ、テクノロジーも取り入れた新しい音楽であることも忘れないという
この人の姿勢がよく表れた曲だと思います。

この後のモーリスは、ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックの大ヒットで当ててしまい、
それ以降キッズ・ソウル~ボーイズ・グループ専門の山師みたいな存在になってしまい
ました...まぁこの辺もジャクソン5の伝統を守った成果と言えなくもないのですが...

動画はアルバム・ヴァージョンしか見つかりませんでした。



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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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