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The Willesden Dodgers "Not This President" (Jive Electro JIVE T 121) 1986

willesdendodgers.jpg
ウィルスデン・ドジャースはロンドンのバッテリー・スタジオを拠点に活動
していたプロデュース・チーム。メンバーはピート・Q・ハリスとナイジェル・
グリーンの白人男性二人で、各々の単独の名義では、ジャイヴ・レーベルの
アーティストを中心に、ロック~ポップス~ブラック/ダンス系まで幅広く
作曲やプロデュースを手掛けています。

二人がヒップホップ/R&B寄りの作品を制作する時だけはウィルスデン~の
名義を使用するようで、最初にこの名を名乗ったのは、'82年にスタートした
"Jive Rhythm Trax"のシリーズから。このシリーズは、タイトル通りエレクトロ/
ヒップホップ系のリズム・トラックのインストのみがひたすら収録されているもの。
完全なオリジナルと、ヒット曲そっくりに作られた曲が混在していて、
「プラネット・ロック」タイプのエレクトロを作る時にピッタリの"122 BPM(これが
曲名です)"はただのインストながらクラシックとされています(エジプシャン・
ラヴァーの曲に、本当にこのトラックを使用して作られたものがあるらしい...)。

"Jive~"のシリーズはいかにも企画っぽいものでしたが、フーディニの"The Haunted
House of Rock('83年)"で本格的にプロデュース業に進出し、翌年には"Gunsmoke
Breakout"で単独アーティストとしてもデビュー。"Not This President"は'86年に
リリースされた3枚めのシングルになります。

ザ・フューチャーの項でも触れましたが、この当時はポール・ハードキャッスルの"19"の
大ヒットを受けて、社会問題に言及した単発のプロジェクトがいくつものシングルを
発表していた時期。この曲も当時の米大統領であるレーガンを揶揄する内容になって
います。

ゲート・リヴァーヴの効いた派手なリン・ドラムにシンセ・ベースが絡み、デジタル・
シンセが煽るようにシンコペイトしたフレーズを繰り返す中、ニュース・フィルムから
サンプリングした男性の"Not this President"等のナレイションが、つぎつぎと現れては
消えていきます。サビでは高揚した女性シンガーがコーラスを繰り返し、中盤でダブ/
エディット処理されたドラム・ブレイクが入った後、シンセがソロを取る序盤に
戻っていきます。シンセ類のアレンジにはザ・システムのデイヴィッド・フランクの
影響が大です。

この曲はこのシングルの"All For Uncle Sam Remix"のヴァージョンにのみ、女性コーラスが
加えられているのですが、これも"19"の音を意識しているのだろうなぁと思ってしまいます。
アルバム"1st Base(Jive Electro HIP 34)"を聴くと、サンプリング/デジタル・シンセ類の
えげつない使い倒しぶりと、黒さに欠けるリズム・アレンジがだんだん鼻についてきて
しまうのですが、この曲だけならシャープな音がハマってカッコ良く聴こえました。


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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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