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Fab 5 Freddy/Beside "Change The Beat" (Celluloid CEL 156) 1982

changethebeat.jpg
ファブ・ファイヴ・フレディは'59年ブルックリンの生まれ。本名をフレッド・
ブラスウェイト(Fred Brathwaite)と言い、肩書はヒップホップを通じて有名に
なったアーティスト、もしくはヒップホップを広める役割を担った
エンターテイナーとでも言えばいいでしょうか。

'70年代後半に「ファビュラス・ファイヴ」というグラフィティ・ライターの
グループの一員として活動をはじめ、更に単独でも地下鉄にボミング
(グラフイティを描くこと)を行って名を知られるようになり、アンディ・
ウォーホルらNYのアート・シーンとも関わりを持つようになります。
'80年にはNYの前衛アートを紹介する映画"New York Beat(公開時のタイトルは
「ダウンタウン81」)"にバスキアらと共に出演し、翌年には映画「ワイルド・
スタイル」を製作。同じ頃フューチュラ2000やキース・ヘリングと共に
グラフィティ・アートのイベント「ビヨンド・ワーズ」を主催し、バスキアや
ラメルジー、アフリカ・バンバータ等の作品を紹介します。この他にも
ロック・ステディ・クルーの項に登場したヘンリー・シャルファンのイベント
「グラフィティ・ロック」にも関わったり、'88年にはMTVの番組「Yo!MTV Raps」の
VJになってTVからヒップホップを広めるのに一役買ったり...などなど、
音楽面で直接影響を与えたわけではないけれど、ヒップホップの歴史を語る時には
欠かせない偉人のひとりと言っていいでしょう。

"Change The Beat"は'82年に発表された、ソロ名義では唯一のシングル。共演
しているビーサイドはマテリアル関連の録音によく参加しているフランス人の
女性ラッパーです。プロデュースはマテリアルで、シンセとドラム・マシンを
マイケル・ベインホーンが、エレクトリック・ベースをビル・ラズウェルが
演奏しているのはマテリアル関連の"Rockit"や"The Roxy"と同様です。

イントロからメタリックなDMXのハンド・クラップが鳴り響き、シンセがSE的に
ビューンと唸る中、フレディがフランス語でラップを始めます。ところどころで
ヴォコーダーとハモったり、ダブ処理が入りつつ、中盤からラップは英語に変わり、
終盤は"...and You Don't Stop"とか"I Like This Y'All"とかのルーティンを
繰り返して終了。フレディのラップは、何となく「若旦那の余興」を思わせる
鼻唄系ですが、リズムへの乗せ方はしっかりしています。

ラッパーがビーサイドに変わる裏面も基本的には同じ演奏ですが、サビでインチキな
日本語の語りが入るのと、合いの手のヴォコーダーの比率が増えています。そして、
アウトロでドラムやシンセ類が抜けて、ヴォコーダーが"Ahhhhh, This Stuff is
Really Fresh!"と唄う部分は、「声ネタ」として数えきれないほど多くの曲で
コスられています。

曲自体は割と淡々とした、抑揚に乏しいトラックなのですが、この声ネタ部分で
一気にクラシック化してしまった一枚なのでした。





B面。終了間際のヴォコーダーに注目!


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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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