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Byron Davis & The Fresh Krew featuring Special K.M.C. "My Hands Are Quicker Than The Eye" (Players Only POR 003) 1985

byrondavis.jpg
バイロン・デイヴィス&ザ・フレッシュ・クルーは'80年代半ばにLAで
結成されたグループ。'87年にはマイアミの4サイト・レーベルと契約して
そちらに移住してしまい、音楽的にも「マイアミ・ベースのグループ」に
なってしまうのですが、それ以前に自身のレーベル、プレイヤーズ・オンリー
から出した4枚のシングルの音はかなり違います。

レーベル面にプロデュース/アレンジ/作曲/プログラミング/スクラッチ/
ミックス/ヴォコーダーを行ったのは全て「サウンドマスター」バイロン・
デイヴィス、とクレジットされているのですが、この時期の彼らのシングルは、
バイロンが自宅でバック・トラックは完全に仕上げ、スタジオではそこに
メンバーがラップだけを乗せる形で作られていたとのこと。さらに、この
シングル('85年にリリースされた3枚め)に限って言うなら、バイロン以外で
参加しているのはゲストのスペシャルKMCのみで、殆どバイロンのソロとも
言っていい作品ではないかと推測します。

音のほうは、ヴォコーダーが曲名を連呼する中、DMXのハンド・クラップと
手弾きのエレクトリック・ベースがリズムを刻んでスタート。エレピが
コードを弾いている上で、ちょっとチンピラっぽい声のKMCがラップを
聴かせます。サビではイーミュレーターを使用したヴォイス・サンプルと
スクラッチが競り合うように鳴り、スクラッチの腕前を誇る曲のテーマに
呼応するように、徐々にスクラッチの比重が増えていって終わる感じです。

最初聴いたときはジャズィ・ジェイの"Def Jam"みたいな曲、と思っていたの
ですが、今回改めて聴いて、同時期のミッドナイト・スターやザップ辺りの
唄ものR&Bグループによるエレクトリック・ファンクにラップやスクラッチ
をのせた感じ、と思えました。生演奏の多さ、エレピの使い方がヒップホップ
にしては妙に音楽的で整っています。B面の"Fraud"も、バイロンが弾いている
ピアノのフレーズが印象的な同路線の曲です。

バイロンはおそらくちゃんとした音楽教育を受けた人で(経歴調べたんですが
わかりませんでした...)、西海岸のエレクトロ/ヒップホップではかなり異色な
音だったので、この路線をもっと聴いてみたかったのですが、マイアミ移住後は
TR-808の「テン、ボン、ツー」という音とスクラッチだけしか聴こえてこない
音楽に変わってしまいました...何かふっ切れるものがあったのでしょうか。


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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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