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Quadrant Six "Body Mechanic" (Atlantic 89902) 1982

quadrantsix.jpg
クアドラント・シックスはジョン・ロビーによるこのシングル一枚のみのプロジェクト。
ジョンはNYを拠点に活動していた白人のキーボード奏者/プロデューサーで、詳しい経歴は
わからないのですが、最初にレコーディングに関わった作品は、ディスコネットからリリース
されたコンピレイションに収録された"Vera Cava"になっています。ディスコネットは、
市販されていない、DJ用のリミックスや楽曲をリリースするためのレーベルなのですが、
"Vera Cava"は、おそらくジョン自身が多重録音して作ったものと思われるシンセ/打ち込み
中心のインストで、クラフトワークとヤン・ハマーの中間のような、ややロッキッシュな
テクノという感じの音でした。

どういった経緯で知り合ったのかは不明ですが、ジョンはその直後からアーサー・ベイカー
行動を共にするようになり、楽器の演奏が出来ないベイカーに代わって、彼のプロデュース作での
プログラミング/演奏を数多く手がけるようになります。「プラネット・ロック」を始めとした
バンバータとのシングルや、プラネット・パトロール、フリーズ、ニュー・オーダー等
「エレクトロ期」のベイカーの殆どの作品に関わっており、陰の立役者と言っていいでしょう。

いっぽうでジョンは単独での活動も行っています。ベイカーとの蜜月期だった'82~'83年では
C-バンクの"One More Shot"とこのクアドラント~の作品がそれですが、C-バンクでは女性
ヴォーカリストのジェニー・バートンをフロントに立ててのものだったので、クアドラントの
ほうがジョン個人のカラーが出ているように思えます。

TR-808が早めのビートを刻み、シンセが木琴のようなリフを繰り返し、シンセ・ベースは
デンデケデンデケ...とデジタル・シーケンス感を強調して鳴らされる中、ストリングスが
マカロニ・ウェスタン風のテーマを奏でてスタート。タイトルを連呼するヴォーカルは
老人のような不思議なロボ声です。サビでは元コモドアーズのケニー・シモンズが
コーラスを聞かせますが、どこかゲイっぽいというか、妙にキレイに力強い感じがします。
後半はエディットされたドラム・ブレイクやダブ処理されたキーボードも出てくるのですが、
もうひとつ盛り上がらないままフェイド・アウト。

使われている楽器の音色はたしかにベイカーと演っている時と同じで、ジョンのオハコである
ハンド・クラップやスネア連打等も出てくるのですが、曲がのっぺりとして一本調子なことと、
インパクトのあるヴォーカリストが居ないため、ほどほどの出来かなあという感じです。
やはり見せ場をわかっているベイカーみたいなブレーンと一緒のほうがいいですね。

因みに、このページの真ん中辺に、珍しいジョンご本人の写真が載っています。










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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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