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Grandmaster Flash & The Furious Five "Scorpio" (Sugar Hill SH 590) 1982

scorpio.jpg
グランドマスター・フラッシュ&ザ・フューリアス・ファイヴは今さらここで
述べるまでもないオールド・スクールの重要グループ。各メンバーの詳しい
経歴に関してはいろいろなところで詳述されているのでここでは省きますが、
フラッシュの革新的なターンテーブル技術-ブレイク・ミックス、バック・スピン、
スクラッチに関してと、初期のMCのスタイルを作ったとされるメリー・メルの
功績については、ヒップホップの歴史に残る重要なものと言って間違いないでしょう。

彼らはエレクトロ云々以前に重要作が目白押しで、ブレイク・ミックスのすごさを
レコードに刻んだ"The Adventures Of Glandmaster FlashOn The Wheels Of Steel"、
社会的な内容をライムに初めて込めた大ヒット曲"The Message"、麻薬問題を
取り上げた"White Lines"、パーティ・ラップの定番"Freedom"等も必聴の名曲なのですが、
パイオニアだけあってエレクトロにも早々と'82年ごろからトライしています。
"The Message"も使用楽器だけ見るとエレクトロなのですが、これはあまりに有名曲
すぎるので、全編ヴォコーダーを使用しているエレクトロ感全開の"Scorpio"を選んでみました。

この曲は'82年のアルバム"The Message"からのシングル・カット。プロデュースは
シュガーヒル・レーベルのオーナー、シルヴィア・ロビンソンとジグソー・プロダクション
となっているので、実際に現場を仕切っていたのはキーボード奏者のジッグス(Jiggs)こと
クリフトン・チェイスだと思われます。

DMXがシンプルなファンク・ビートを刻み、ピコピコ感を強調したキーボードが循環する
フレーズを繰り返す中、ヴォコーダーがスコーピオ(フューリアス・ファイヴのメンバーの
一人)のことを唄い、シンセ・ベースがビキビキと下品な音色で煽ります。要所要所で
スネアがロールしたり、爆発するようなシンセのSE音が入るのも効果的。シュガーヒルの
バックアップ・ミュージシャン達は、ジッグスをはじめレジー・グリフィン、キース・ルブラン、
デューク・ブーティ等敏腕揃いなので、アレンジの緻密さ、演奏のクオリティの高さも
他のエレクトロより一段上だと感じます。もっとも、フラッシュ達の看板である
DJプレイや集団ラップは全く聴けないので、この曲が一般的には殆ど評価されないのも
わかるんですが。あくまで「エレクトロ好きならコレ」という位置ですね。

スコーピオのインタビューによると、ヴォコーダーで唄っているのはメリー・メルだとの
こと。個人的にはマイクに唄っていたのがメリー・メルで、それをキーボードで弾いて
いたのはレジー・グリフィンではないかと思います。レジーが同レーベルで発表した
"Mirda Rock"もエレクトロの名曲なので何れ紹介の予定です。

なお、このSH 590という番号のシングルはA面に"Scorpio"、B面に"It's Nasty"を収録した
ものと、両A面でどちらにも同じ"Scorpio"が入っているものがあります。後者は
プロモ・オンリーしか出ていないようですが、ネット・オークション等に多く出回って
いるのもそちらです。アルバムとも聞き比べてみたのですが、特にヴァージョンも
違っていないようです。







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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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