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Various Artists"Vinyl Exams"(Epic EK 85218)2000

vinylexams.jpg


"Vinyl Exams"は2000年にアメリカのエピック・レコーズからリリースされた
コンピレイション。選曲/監修は当時同レーベルでA&Rを担当していた
カサンドラ・イリザリー(Cassandra Irizarry)です。

「(ヒップホップ・)レコード検定」とでも訳せそうなアルバム・タイトルは、
今作がヒップホップの歴史、文化、メインストリームとの融合などを啓蒙する
ことを目的としているから。マーリー・マールが"Droppin' Science"と表して
いたことをわかりやすく言い直した感じでしょうか。今作はもともとシリーズ化
されて何枚もリリースされる予定で、順次ヒップホップの4大要素-DJ、ブレイクダンス、
グラフィティ、MC-を全て取り上げるはずでした。

ライナーでは、(2000年当時の)現在のメディアの状況では、ヒップホップが
かつての姿から全く違うものになってしまったとして、'70~'80年代当時の
NYの状況(ドラッグ、犯罪、ギャング、貧困、性病etc...)をヒップホップの詞に
絡めて語っています。カサンドラはディンブルズ・Dとも幼馴染だという生粋の
B-ガールで、この文化への思い入れも人一倍なのでしょう。

そんなわけで、今作はタフでドープだった頃のヒップホップ・クラシックスと
バンバータ、ラン=DMC等のオールド・スクーラーへのインタビュー等で構成され、
またボビートがDJミックスを行ってラジオ・ショウの形態で聴かせるように
作られています。曲目はこちらを参照してほしいのですが、'80年代半ば~
後半ごろのいわゆるゴールデン・エイジの頃の作品が中心。当ブログで取り上げた
人だとスクーリー・Dトレチャラス・スリージャスト・アイスファット・
ボーイズ
ロクサーヌ・シャンテ&ビズ・マーキーラン=DMCフィアレス・
フォー
フレッシュ・3・MCズ等が収録されていますが、明確にエレクトロな
音なのはフィアレス~とフレッシュ~の二組ぐらいなので少々ズレを感じます
(これはこれで無論最高な選曲ですが)。

また今作は当時ちょっとだけ流行していたCDエクストラ仕様になっていて、
ロックステディ・クルーのクレイジー・レッグスが撮影した動画が
見れます。ネットでフル・ムーヴィが見れる現在の環境からすると
タテ横5センチ角ほどの画面で数分ずつインタビューが流れるだけの
ちゃちな内容ですが、グランドウィザード・シオドアやチャーリー・
チェイス等が語るDJイング、ドーズ(DOZE)によるグラフィティの変遷、
そしてクレイジー・レッグスによるブレイクダンシングの解説…と、
人選はしっかりしています。B-ボーイ・ファッションについての
項でル・ティグレの青のポロシャツが欲しくなりました^^;

先に書いたように今作はシリーズ化される予定で、当時の「ビルボード」の
コラム
には地下鉄をテーマにした第2弾がリリース予定、と書かれているのですが、
発売されず…ジャケットもあまりカッコよくないし、売れなかったんでしょうね。
テーマ自体は悪くないし、良心的なオールド・スクール物のコンピは
長生きして欲しかったのですが…




ジャスト・アイス"Going Way Back"




フレッシュ・3・MCズ"Fresh"




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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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