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Bambaataa's Crates

unnamed.jpg
左からカット・ケミスト、バンバータ、DJシャドウ。

ときどきやるネットで拾った記事の紹介、今回は「Wax Poetics」からです。
今回はエレクトロ色は殆どありません(汗)。

「Wax~」誌の不定期連載企画で"Record Rundown"というのがありまして、
ミュージシャンやDJがお気に入りのレコード、影響を受けたレコードを
10枚ほど取り上げ、内容を紹介するのですが、この記事ではその番外編として、
カット・ケミストがアフリカ・バンバータのレコード・コレクション(!)から
12枚を選んでいます。

そもそものきっかけは、バムの4万枚のレコード・コレクションを寄贈され、
現在管理しているコーネル大学のスタッフからDJシャドウとケミストに
オファーがあり、二人は二つ返事でNYへ飛んでそのコレクションを見に
行ったとのこと。シャドウは「'81年から自分でもレコードを集め始めて、
その頃から既にバムは"(ヒップホップの)ゴッドファーザー"、
"マスター・オブ・ザ・レコード"として伝説の存在だった。ヒップホップ・
カルチャーを定義してきたDJとして、全ての道は彼へと繋がっている。」と
語っています。

更にコーネル大側からはそのレコードを使用してDJプレイを行うショウを
やらないかというオファーがあり、バムを高くリスペクトするシャドウは
バム本人の許可を得てなら・・・と持ちかけたところ、御大からも快諾を
得て、「レニゲイズ・オブ・リズム・ツアー」が実現することになります。


renegades_flyer.jpg
「レニゲイズ~」のフライヤー


二人は膨大なレコードの山から数百枚を選び出し、改めて現物を何度も
聴いてDJで使用するレコードを選定したそうですが、その過程は興奮の
連続だったとのこと。「最初の1800枚をまず見た時、ジャケットには
全てバムの名前が記され、ナンバリングが施されているのを見て、
ヒップホップを調理するためのいちばん最初のレシピ-あらゆる
ブレイクビーツ-が揃っていると思った」「一度も見たことのないような
オールドスクール・ラップのアセテート盤や、ディスコのレコードに
シールが貼られ"シュア・ショット"と手書きされているもの-聴いて
みるとすごいブレイクが入っている-等がつぎつぎと出てきた。」
「後に我々がブレイクやサンプリングのネタ探しをするようになる
はるか先に、彼はここまでのことをやっていた」等と語っています。

実際のショウは、それらのレコードからレアなものばかりを選んで
プレイするわけではなく、ヒップホップのエッセンスを定義するもの、
その誕生から進化の過程を音で解き明かすような選曲になっているとのこと。
ジョニー・ペイトの"Shaft In Africa"のサントラやアイザック・
ヘイズの"Truck Turner"のようなブレイクビーツの「古典」も使用
しているそうです。そんな聴き馴染んだ曲でも、例えばギャズの
"Sing Sing"は12インチとアルバムを両方用意して、微妙なヴァージョンの
違いを使い分けるブレンドを行ったりもしているようです。

さて、そんな中から記事のためにカット・ケミストが選んだ12枚の
レコードが何なのかは元のページ(ページ下方の「Next」をクリックして
いけば見れます)を参照してほしいのですが、ブログで改めて取り上げたいのが
本文には出てこないけれども写真には写っているレコード。バムの
DJミックスの模様はポール・ウィンレイから出た「デス・ミックス」等で
聞くことが出来ますが、それらの音源では全く使われていないような
マイナーなもの、意外なレコードも現場では使われていたことが
わかります。「Wax~」以外のHPにも関連した記事があったので、
そちらからも画像を拾ってきて解析してみました。

cat_stevens01.jpg
スペシャル・リクエストやフィアレス・フォーの元ねたとしてもおなじみキャット・スティーブンスの"Was Dog A Doughnut?"の12インチ。
本来はアコギ爪弾き系のシンガー=ソングライターですが、この曲は突然変異的にエレクトロ魂が爆発しています。



gary_newman01.jpg
"Cars"を収録したゲイリー・ニューマンのファースト。これもフィアレス・フォーも使用していました。


dayton01.jpg
シールで隠されているためレコード番号しかわからない12インチ。「SP-209」という番号から検索して
オハイオのファンク・バンド、デイトンの"Cutie Pie"であることが判明。



bob_james01.jpg
定番ブレイク"Take Me To The Mardi Gras"を含むボブ・ジェームスのCTIでの2枚め。
こんな有名な盤でも隠してしまうのか?



jimmy_castor01.jpg
こちらも定番、"It's Just Begun""Troglodyte"等を含むジミー・キャスター・バンチのファースト。
個人的にもレア・グルーヴに開眼した思い出の一枚。



pil01.jpg
パンク/ニュー・ウェイヴ好きにはおなじみPILの「フラワーズ・オブ・ロマンス」ですが、
これを黒人のバムが嬉々として聴いていたかと思うと^^;



evidence01.jpg
フランスのプロデューサーによるディスコもののプロジェクト、エビデンス。初めて見ました。
時期的に'80年前後のものはかなり深く「掘られて」いる気がします。



avalanche01.jpg
これも初見だったオーストラリアのロック・バンド、アバランチ。
このジャケなのに聴いてみようとする心意気に感動(笑)。



pat_travers01.jpg
何のレコードかさっぱりわからないぐらいに隠されているのはカナダのハード・ロック系ギタリスト、パット・トラヴァースの
"Crash and Burn"。タイトル曲冒頭にたしかにブレイクが入ってます。



krafewerk01.jpg
「ヨーロッパ特急」の12インチもやはりありました。これを聴きながら「プラネット・ロック」の曲調を練った(?)かと思うと胸熱。


・・・などなど。ほかにもたくさんあるのですが、一枚々々あげて
いくとすごく長い記事になってしまうので、↓表にしてみました。
youtubeに関連動画もあったので、そちらとあわせてどうぞ。

_bam_record_list03.jpg
表は恐れ入りますがDLして拡大してご覧ください・・・







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No title

おお、ちょっとした探偵ですね。
whosampledってサイトご存知ですか。
曲のサンプリングした・されたがわかって私はよく利用しています。
http://www.whosampled.com/Afrika-Bambaataa/

No title

?さん、コメントありがとうございます。

>ちょっとした探偵ですね。
この表を作るのがブログの文を書くのより手間取りました^^;

whosampled、私もよく利用しています。曲名だけでなく、曲の何分何秒のあたりを
使っているかも載っているのがありがたいですよね。
バム関連だと、"Death Mix(Part 2)"の「ススススッ」というループが
(ディスコ・シンガーの)クイーン・サマンサの曲だというのには驚きました。
プロフィール
クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

KDMX

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