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Whodini"The Haunted House Of Rock"(Jive JD 1 9026)1983

whodinihaunted.jpg

"The Haunted House Of Rock"は'83年にリリースされた、フーディニの
通算5枚めのシングル。彼らの経歴に関してはデビュー曲の"Magic's Wand"
際に書いたので、そちらをご参照ください。

デビューからここまでの彼らは、トーマス・ドルビー、ロイ・カーター(
元ヒートウェイヴ)、コニー・プランクと、非アメリカ/非ヒップホップ畑の
プロデューサーとばかり組んできたのですが、今作をプロデュースしているのは
ウィルスデン・ドジャース。彼らもロンドンのバッテリー・スタジオを拠点に
活動する白人コンビでした。

今作はジャケットからもわかるように、ホラー風味を音/詞に盛り込んだもの。
前年のメガ・ヒット、マイケル・ジャクソンの「スリラー」の影響もあるかと
思いますが、彼らはグループ名からしてマジシャンのハリー・フーディニから
取っているし、そういうファンタジー/ホラー的な味付けは元々の持ち味なのでしょう。
ホラーと言っても本気で恐ろしい感じではなく、遊園地の書き割りでも見ているような
軽いノリで、幽霊屋敷の中でラップしたり、踊りまくってパーティだ!!といった
感じの内容を語っています。

また、彼らはデビューのきっかけを作ってくれたラジオDJのミスター・マジックからの
影響を公言しているのですが、もう一人師匠と崇める存在なのがプロデューサーの
ケントン・ニックス。ターナ・ガードナーの「ハートビート」やグウェン・マクレーの
「ファンキー・センセーション」の作者として知られるディスコ畑の人物ですが、
彼から「ライムの内容は出来るだけシンプルにした方がいい」とアドバイスをうけて、
それを守った結果ヒットを出すことが出来たと信じているとのこと。この曲の詞には
ジキルとハイド、アダムス・ファミリー等さまざまなモンスターが登場するのですが、
そのうちの一人インヴィジブル・マンというのはニックスのことを言っているのだ
そうです。

冒頭はドラマ仕立てで、道を歩いていく足音が横切り、雷鳴やカラスの鳴き声が聞こえる
中、屋敷のドアを開けるとモンスターの低いうめき声が聞こえ、つづいてパーカッションと
シモンズ・ドラムがミディアム・テンポのビートを刻みはじめます。ファズのかかった
シンセが太いベース・ラインを弾き、デジタル・シンセがおどろおどろしいリフを
繰り返します。その2種のシンセが抜けるとラッパーが登場し、不気味感を煽る
ストリングスとファンキーなエレクトリック・ベースをバックに屋敷の内部の様子を
語っていきます。さらにそこでのモンスター達のパーティの模様をひとしきり語った
ところでドラムとパーカッションのブレイクへ。ダブ処理されたモンスター達の叫び声が
現れては消え、盛り上がったところで再びラップへ。その後はMC二人が屋敷から逃げ出す
様子が寸劇風に語られ、SEと共にフェイド・アウトしていきます。

ホラーと言ってもどこかお子様向けのユルさがある感じで、エレクトロ好きからは
B面のヴォコーダー・ヴァージョンのほうが人気があるようです。こちらはラップが入らず、
代わりにヴォコーダーが"It's Just What You Wanted, Somethin' Funky and Haunted..."等と
繰り返すだけなのですが、お化け屋敷にロボットが迷い込んだようなまがまがしさが
味わえます。

彼らのイギリス/ヨーロッパ録音によるシングル・リリースはこの曲で終わり、この後は
ラリー・スミスにプロデュースを委ねることになるのですが、R&B寄りのポップで
メロディアスな音作りは一貫していて、ミスター・マジック/ケントン・ニックスの
教えを守り続けているのだなあと思ってしまいます。






ヴォコーダー・ヴァージョン




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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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