スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Joy Vogel"Beat Box"(TLO TLO 9105)1986

joyvogel.jpg

ジョイ・ヴォーゲルは'80年代半ばにハリウッド周辺で活動していた女性シンガー。
本名はJoy Vogelbacherと言うらしく、そちらの名義では女優としても活動していて、
日本でも公開されたようなメジャー作品への出演歴も残しています。

'59年生まれとのことなので今作リリース当時は27歳。フランス盤のピクチャー・
ジャケット
を見ると白人で、なかなかの美女です。この前年に"The Girl"という
シングルでデビューし、"Beat Box"は2作目になります。

彼女の作品に毎回関わっているのが作曲家/プロデューサーのロバート・マーサー。
ロバートは'47年生まれの白人男性で、'82年ごろからプロデュース業を開始、
自身のレーベル、マーサー・プロジェクトではダンス・ポップ系の作品を作りつつ、
白人ブルース・バンドのマイティ・フライヤーズやダグ・マクリオードのグループ
等にも関わり、'00年前後からはジョエル・R.L.・フェルプス&ザ・ダウナー・トリオ
なるオルタナ・ロック系バンドのベーシストとして活動しています。ここら辺の
作品は私の管轄外なので正直全くわかりませんが...

"Beat Box"はジョイとロバートの共作で、トラックの演奏はおそらく大半をロバート
が行っています。スクラッチを担当しているジョニー・リヴァースはこの後ゲフィンから
メジャー・デビューする7A3や、アイス・Tのライム・シンジケートとの関わりをもつDJ。
エンジニアのブッカー・T.IIIは「グリーン・オニオンズ」等で知られるあのオルガン奏者の
息子です。

スタートと同時に重低音の打ち込みビート、ブヨブヨのシンセ・ベースをバックに、
ラジオDJに扮した男性がナレイションをはじめ、曲を紹介します。ヴォコーダーが
客を煽るように短く唄った後、ジョイのラップがスタート。あどけなさの残るギャル声で
いちおうリズミックに喋ってはいますが、韻も怪しいし、形だけ「ラップしている」
みたいなタイプです。ブレイクで短くシンセ・ソロ~ビートにエディットが入った後、
ジョニーのスクラッチが1分ほど入り、両チャンネルを派手にスクラッチ音が飛び交います。
その後は童謡?かバロック?の有名曲(タイトルわからず)を引用したシンセのソロが入ったり、
ジョイがチップマンクス風のピッチ変更声と会話したりしてアクセントを付け、
終盤にヴォコーダーの長めのソロが入ります。

レーベルのTLOはデン・ハーロウ等のユーロ・ディスコ系の曲を主にリリース
している会社で、この曲もエレクトロ/ヒップホップというよりジャネット・ジャクソン
辺りを意識したダンス・ポップにスクラッチや女声ラップを乗せた、という感じ。
ジョイのヴォーカルをミュートしたB面の"Male Mix"のほうが、エレクトロ好きの
間ではナイス・ヴォコーダー・ファンクとして評価されているようです。



スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール
クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

KDMX

Author:KDMX

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
counter
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。