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Star Studded Strutters"Neckwork"(Eron 12A97)1983

starstuddedstrutters.jpg

スター・ステュデッド・ストラッターズはテキサス州ダラスを拠点に
活動していたユーシェイ・イーロン(Ushy Eron)によるプロジェクト。
このシングル一枚のみしかリリースしていません。レーベルもイーロン
個人のもののようで、この曲のリリースだけで消滅しています。

イーロンの詳しい経歴は不明ですが、本職はDJで、'80年代初頭から
ダラスのマッド・キャップ・モリーズ、スターヅ、ピザッツといった
クラブでオサラを廻しつつ、KNOKやKKDAといった当地のラジオ局でも
番組を持ち、ダラスでNo.1のファンクDJとして絶大な人気を誇っていた
とのこと。彼は主にヒップホップよりもファンクのレコードを好んで
かけていたらしく、自身のプロダクション名にはブライズ・オブ・
ファンケンシュタインのアルバム名から引用した「ファンク・オア・
ウォーク」を冠しています。彼のDJプレイは曲同士のミックスの
テクニックがすばらしく、ダラス周辺のリスナー達は皆彼の番組を
録音していたとのこと。ヒップホップ世代からも支持されており、
'07年に没した後も彼の業績を称える番組やミックス・テープが作られて
います。

この曲のレコーディングの経緯も不明ですが、おそらくダラス発のファンク/
ヒップホップを広めたい、みたいな意図があったものと思われます。
ジャケットには大きくダラス周辺の地図があしらわれ、アーティスト名も
曲名も無く大書きされた"Sounds of a Serious Dallas Party"の文字...
ヒップホップでは時に地元讃歌的な曲が見られますが、あまり音楽が
盛んでない地域ほど、いざ形になるとその愛情が大きく出てしまうのかも
しれません。

作曲/プロデュースはイーロン自身。コ・プロデュースにこの後ヴァニラ・
アイス(彼もダラス出身なのでした...)を手掛けることになるキム・シャープが
参加しています。

リン・ドラムが軽快なビートを刻み、ヴォコーダーが"Listen To Me,(x2) To
Party Rock!"と繰り返します。その後リズム・ギター、エレクトリック・ベース、
ストリングス・シンセ等も加わり、ファズのかかったシンセとスラップ・ベースが
2小節のフレーズを繰り返す中を、男性(イーロン)が大げさなアクセントを付けて
ラップしていきます。途中からはハード・ロック調のギターも加わり、ラップに
応えるようにフレーズをキメていきます。中盤にギター・ソロが入った後は
イーロンが"Work It,Break It"とか"Upstroke,Downstroke"等と囃し立てる
フレーズを繰り返してフェイド・アウト。

サビ無しでノリ一発!みたいな勢いで作ってしまったような曲。詞の内容も
「首を振れ、踊りまくれ~!」といった感じでイージーと言えばイージーな
出来です。打ち込みのリズムは使っているものの、生演奏の比重も高くて
どこか野暮ったい印象もあります。当ブログではテキサス産のレコードというと
先にX-25バンドの曲を取り上げていますが、ヒップホップ的なこだわりが
浸透し切れずにR&Bと混じってしまうような感じが共通していて、ローカルな
エレクトロの限界も感じます。この曲はElectro Empireの投票でもけっこう
挙げられている、人気のある曲ではあるのですが...



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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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