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2 Live Crew"What I Like"(Fresh Beat FBR 002)1985

2livecrew.jpg

2・ライヴ・クルーは'83年にLA郊外のリバーサイドで結成されたグループ。
一般的には「マイアミ・ベースのグループ」という印象が強い彼らですが、
スタートは西海岸なのでした。

結成時の中心人物はDJ・ミスター・ミックスことデイヴィッド・ホッブス。
リバーサイドの空軍基地に所属する兵士だった彼は、「プラネット・ロック」
プリティ・トニーのシングルに影響をうけ、「TR-808のキック・ドラムが継続する」
音楽を作りたくてグループ結成を決意。空軍を除隊してTR-808を購入し、従軍時の
仲間だったフレッシュ・キッド・アイス(本名Chris Wong-won)とアメイジング・
ヴィー(本名Yuri Vielot)をメンバーに誘います。

彼らは自らのレーベル、フレッシュ・ビート・レコーズを設立してデビュー・
シングル"The Revelation"を'84年に発表。この曲は「プラネット・ロック」の
影響が大なTR-808のビートとストリングス・シンセをバックに、後の彼らからは
想像出来ないようなポジティヴなメッセージを乗せた、西海岸マナーの
エレクトロ・サウンドでした。

デビュー曲のリリース後に、ホッブスはエジプシャン・ラヴァーのシングルに
目を留め、その曲が西海岸の大手インディ・レーベルだったマコラを通じて
ディストリビュートされていることを知って、自らもマコラと契約を結びます。
このおかげで流通がスムーズになり、彼らの曲も西海岸とアメリカ南部を中心に
徐々にセールスを上げていきました。

セカンド・シングルの"What I Like"がリリースされた'85年ごろ、マイアミで
コンサートのプロモートを行っていたルーサー・キャンベルは、"The Revelation"の
B面の収録曲"2 Live"の詞に注目。自らパーティを行う際に「スター・ウォーズ」の
キャラクターから拝借した「ルーク・スカイウォーカー」を名乗ってDJをしていた
彼は、「ルークのように俺もフォースの力を得た...」という詞に感激して、
メンバーをマイアミでのパーティに招聘します。

ライヴは大成功に終わり、本格的に彼らに入れ込むようになったルーサーは
彼らの為に新レーベルを設立するすることを提案。条件としてマイアミの流行に
沿った音作りをすること、またプロモーションも南部中心に行われることが
提示されました。ここでアメイジング・Vはグループを抜け、いったんLAに戻った
メンバーはルーサーの希望に沿う音でサード・シングル"Trow The D/Ghetto Bass"を
制作。この曲は新レーベル「ルーク・スカイウォーカー」からリリースされ、
思惑通りにマイアミ周辺でヒットを記録します。ホッブスは同レーベルに
プロデューサーとしても雇われることになり、もう一人のメンバー、フレッシュ・
キッド・アイスと共に彼らもマイアミへと移住することになるのでした。

その後はMCが一人ではライヴが盛り上がらないのでホッブスが旧友のブラザー・
マーキス(マーク・ロス=元コウション・クリュー)を呼び寄せ、更に当初は
マネージャーに留まっていたルーサーが徐々にライヴにも参加するようになって
しまいには正式メンバーとなり...といった流れを経て、我々にもおなじみの
「マイアミ・ベースの2・ライヴ・クルー」が形作られていくのでした。

後の部分を先に書いてしまいましたが、今回取り上げる"What I Like"は彼らが
西海岸の3人組だった頃の'85年に発表されたセカンド・シングル。プロデュースは
メンバー自身、トラックはホッブスが制作し、詞はMCのふたりが書いています。

アカペラのラップからはじまり、ガヤが入ったところでTR-808のビートがスタート。
スクラッチでプレジャーの"Celebrate The Good Things"がコスられる中、
フレッシュ・キッド・アイスが「オレの好きな」パーティの模様をラップして
いきます。サビではチープな音色のヴォコーダーがタイトルを連呼し、ホッブスが
派手にスクラッチを繰り返します。その後はアイスのラップ~サビの流れが
繰り返され、終盤は"Funkbox Party"~ヒューマン・ビート・ボックス~「プラネット・
ロック」~"Change The Beat"等が次々とスクラッチされて終わります。

T・ラ・ロック&ジャジー・ジェイの"It's Yours"の影響が大な音ですが、ホッブスの
スクラッチも見事で、B面は彼のスクラッチを前面に出したミックスになっています。
マイアミ・ベースというとTR-808のビートと下ネタのラップばかりが注目されますが、
派手なスクラッチで次々に曲を繰り出す作りもマゴトロンダイナミクス・IIあたりに
受け継がれているわけで、そういう面でも彼らはマイアミ・ベースのオリジネイターと
言っていいのかもしれません。




"スクラッチ・ヴァージョン"





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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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