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Pacific Side Rappers"O.G.Move"(Rap Session 5031)1984

pacificsiderappers.jpg

パシフィック・サイド・ラッパーズは'84年にこのシングル一枚だけを
リリースしているナゾのグループ。中心メンバーは作曲者のスタンリー・
ウィリアムズのようです。

スタンリーの詳しい経歴は不明なのですが、この後'86年には
デボネア・ディメンション(Debonair Dimension)という4人組の
ヒップホップ・グループを結成し、"Sound Attack"、"World War Jam"という
2枚のシングルを残しています。この頃までは西海岸を拠点にしていたようですが、
'80年代後半にはシカゴのハウス系レーベルSROのプロデューサーに転身し、
同レーベルで4枚のシングルを制作。そのうちの一枚、アシッド・ハウスの名曲
ピエールズ・ファンタジー・クラブの"Fantasy Girl"は、彼の関わったものの中でも
いちばん有名な曲かもしれません。その後は'90年代にプロデューサー/ミキサーとして
ハウス系の2枚のシングルに関わった程度。

"O.G.Move"のプロデューサーとしてクレジットされているのは
ジョーイ・ジェファーソン。彼は自身のレーベルMutt & Jeffを中心に、'70年代
前半から西海岸で活躍してきた知る人ぞ知るプロデューサー。ジャズ・ギタリストの
カル・グリーンとの繋がりが強く、カルのギターを中心に据えた自己名義のグループ、
ジョーイ・ジェファーソン・バンドでもアルバムを2枚残しています。'80年ごろ
までは主にジャズ~フュージョン系のレコードをプロデュースしていましたが、
'80年代に入るとファンクやヒップホップにも関わるようになり、Mutt & Jeff傘下に
ヒップホップ専門のラップ・セッションというレーベルも興しています。今回の
シングルは同レーベルの第一弾リリースです。

イントロでは映画「ジョーズ」のテーマを模したようなストリングス・シンセが
鳴っているのですが、それを打ち消すようにディレイのかかったDMXのビートが
入ってきて、ブニョーとウネるシンセ・ベースも加わります。そこでメンバーの
集団ラップがスタート。メンバーが全くクレジットされていないのですが、
ラッパーは4名いるようで、彼らが掛け合い/ハモりを繰り返しながら曲が進んで
いきます。ファンキー・4+1に通ずるスタイルでなかなかカッコ良いです。
中盤でブレイクが入り、あまりうまくないスクラッチがシャカシャカと繰り返された
後は再び集団ラップに戻り、全米各地に向けてシャウト・アウトして終了。

西海岸産とは思えない、オーソドックスな掛け合いラップがシンプルなエレクトロの
トラックに載っている佳曲。エジプシャン・ラヴァーアンクル・ジャムズ・アーミー
一派とは違う流れにも、西海岸のヒップホップ/エレクトロがあったことがわかります。
おそらくこのグループが発展してデボネア~になったのでしょうが、後につづく
グループが現れなかったのが残念です。

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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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