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Whistle"(Nothing Serious)Just Buggin'"(Select FMS 62267)1985

whistle.jpg

ウィッスルは'85年にNYのブルックリンで結成された3人組のヒップホップ/R&B
グループ。後にメンバー・チェンジを経て唄もの専門のスウィート・コーラス系
グループに変貌してしまうのですが、デビュー当時はラップも唄もやる両刀グループ
でした。オリジナル・メンバーはジャジー・ジャズ(本名ギャビン・ダブリン)、
クール・ドゥービー(同ブライアン・ファウスト)、DJ・シルヴァー・スピナー
(リックフォード・ベネット)の3名です。

'86~'92年の間に4枚のアルバムを出している、そこそこ人気のあったグループ
なのですが、メンバーの経歴や結成の経緯は全くわからず...ヒップホップ畑からも
R&Bの世界からも中途半端なポジションだったのが災いしているのでしょうか。
'80年代前半ごろというと、グランドマスター・フラッシュ辺りでもアルバムには
スウィートなバラード・ナンバーも入れていたりするので、この手の音が珍しい
わけでもないのですが...

"Just Buggin'"は'85年にリリースされた彼らのデビュー・シングル。作曲と
プロデュースはUTFOのメンバーだったカンゴール・キッドと、元CDIII
ハウイー・ティー。二人がギネア・プロダクションズなる制作会社を立ち上げての
初仕事にもなるようです。UTFOやCDIIIも、唄もの的なニュアンスも盛り込むことが
うまいヒップホップ・グループだったので、彼らを手掛けるのにはうってつけ
だったのかもしれません。

イントロからイーミュレイターを使用したサンプリング・ヴォイスが、ユーモラスに
「ボボボン~」と飛び跳ねるようなフレーズを繰り返し、その上に打ち込みのドラム・
ビートとパーカッションがゴーゴー風のビートを乗せていきます。更にサンプラーを
使ってスクラッチ風にプレジャーの"Celebrate The Good Things"のブレイク部分が
繰り返された後、メンバーがラップをスタート。短く自己紹介したと思ったらすぐに
イントロの「ボボボン~」が再び現れ、その後は本格的にラップが始まります。
サンプリング・ヴォイスのフレーズは途中でTVドラマの"Green Acres"のテーマに
変わったりする遊びを入れつつ、後半にはファズがかかったギターのようなサンプリング
音が加わり、スクラッチとラップがコール・アンド・レスポンスしたり、パーカッション
のソロが入ったりして曲は進み、最後に"Celebrate~"のスクラッチ音にエコーがかかって
唐突に曲は終了。

イントロから何度も繰り返されるイーミュレイターの「ボボボン~」音が印象的。
グレン・ミラーの"Five O'Clock Whistle"という曲の一節を引用したリフらしいのですが、
ノスタルジックでコミカルな味はどこかドゥワップの曲のベース・シンガーを連想させます。
サンプリングを多用した全体の雰囲気はボビー・ブルームの"Beat Freak"等と同様で
今聴くと古めかしく聴こえてしまうのですが、このリフ一発で印象をさらっていってしまう
感じでした。"Buggin'"というのは、敢えてバカバカしい行動をとる、みたいな意味のようですが、
この後しばらくヒップホップ界の流行語になっていた(こちらの項目4参照)そうで、
そんなところからも「芸能」としての面白味を感じます。





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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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