スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Disco 3"Fat Boys/Human Beat Box"(Sutra SUD 024)1984

fatboys.jpg

ディスコ・3はブルックリン育ちの友人3人-プリンス・マーキー・ディー(
本名マーク・モラレス)、クール・ロック・スキー(同デイモン・ウィムブリー)、
バフ・ラヴ(ダレン・ロビンソン)-によって結成されたグループ。マーキー・
ディーとクール~の2人がMCで、バフ・ラヴはヒューマン・ビート・ボックス(以下HBB)の
(専任の)担当でした。

バフ・ラヴはダギー・フレッシュと並ぶHBBのオリジネイターとして知られています。
彼は子供のころ、ドラム・セットを欲しがったのですが両親から許されず、仕方なく
自分の口でドラム・ビートの真似をしているうちにこの技を思いつき、ひとりで
様々な修練を重ねるうちにあの独特なスタイルに至ったとのこと。バフ~の他に、
ズバリ"ザ・ヒューマン・ビート・ボックス"というニックネームも使っています。

当初は仲間内や地元のクラブ等でパフォーマンスを行っていたのですが、'82年に
コカ・コーラとティン・パン・アップル・レコードが主催してラジオ・シティ・
ミュージック・ホールで行われたラップ・コンテストに出場して見事優勝。その
賞品としてストラ・レーベルとの契約を得てレコード・デビューが決まります。
因みにこの時の準優勝の商品はオーディオ・セットだったのですが、彼らは
そちらの方が欲しかったため、優勝と聞いてかなりガッカリしたそう。

さっそく彼らはスタジオ入りして翌年にはデビュー・シングルの"Reality"を
発表。ロイ・エアーズのバンド出身のキーボード奏者のジェイムズ・
メイソンがプロデュースしているのですが、バフ・ラヴのHBBの魅力があまり
生かされておらず、ヒットには至りませんでした。その後彼らはヨーロッパ・
ツアーを行ったのですが、その際に彼らのあまりに旺盛な食欲&体型を皮肉った
マネージャーが彼らを「ファット・ボーイズ」と呼んでいたのをヒントにして
作られたのが今回のシングルです。

プロデュースには既にスウィート・Gやラヴバッグ・スタースキーをヒットさせていた
カーティス・ブロウが起用され、ドラム・プログラムはデイヴィ・DMXが、
エンジニアリングはフレッシュ・3・MCズの際に紹介したデイヴ・オグリンが
担当しています。

女性コーラスが"Fat Boys~"と曲名を繰り返した後、DMXがヘヴィなドラム・ビートを
刻みだし、同時に二人のMCが入ってきます。彼らが軽くラップした後、ドラム・
ブレイクと共にHBBが炸裂。太いシンセ・ベースも加わったところで二人が
掛け合いラップを始めます。ところどころでオーケストラ・ヒットやドラムが
重低音化するアクセントが加えられ、サビではイントロの女性コーラスが再び現れます。
つづいてMCがソロでラップし始め、彼らが如何にして聴衆をロックさせるかを
自慢げに語った後、再びHBBのソロへ。言葉で説明するのはもどかしいですが、
「ブー」とか「ハー」とかの口から出す音や舌打ちで組み立てているだけなのに、
音色や音の高低でちゃんと音楽として成り立たせてしまっている部分には
今更ながら感心します。その後はラップ/HBB/コーラスが順に短く繰り出されて
フェイド・アウト。

更に2曲目にはダメ押し的に"Human Beat Box"も収録。こちらは楽器類が一切入らず、
バフのHBBによるビートのみをバックにして二人が掛け合いラップを聴かせる内容で、
彼らの素の魅力を伝えてくれます。

HBBが鳴る部分では必ずトラックをドラムのみにして音を際立たせたり、HBBの
音自体にもエコーやディレイ等のエフェクトをかける等、ブロウのアレンジャー/
プロデューサーとしての技も光っています。この曲の大ヒットをうけて彼らは
グループ名自体もファット・ボーイズと改名、次のシングル"Jailhouse Rap"では
ポップ・チャートでも上位に食い込む等、人気者になっていくのでした。見た目/
名前/HBBと、キャラがしっかり立ったのが良かったんでしょうね。彼らは
エレクトロ云々というより、ノヴェルティ・タッチのコミカルさが持ち味だとは
思いますが、どこか憎めない味があってつい聴いてしまいます。


fatboys_skinny.jpg
デビュー当時('83年ごろ?)。プリンス・マーキー・ディー(右端)はそんなに
太っていなかった?





fatboys-large.jpg
'88年ごろ。いつの間にやら全員「100メートル離れて見てもわかるデブ(失礼)」に...
ニシキヘビ巻きつけても、凄みを感じるというよりギャグにしか見えないです。










スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール
クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

KDMX

Author:KDMX

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
counter
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。