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Ice-T"Cold Wind-Madness"(Saturn SAT 1002)1983

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アイス-Tことトレイシー・マーロウは'58年、ニュー・ジャージーでの生まれ。
9歳の時に母親を、12歳の時には父親を亡くし、叔母を頼って西海岸のLAに
移り住みます。当時彼と一緒の部屋で暮らしていたいとこがヘヴィ・メタル好きで、
トレイシーが最初に興味を持った音楽はメタル系だったとのこと。

中学~高校と進学するうちに、トレイシーはサウス・セントラル周辺の黒人の
生徒たちと仲良くするようになり、ブラッズ・アンド・クリップスという
ギャング達とも関わるようになります。ブラッズとクリップスは各々対立している
団体で、トレイシーはクリップスに所属。この頃彼は伝説的なピンプ出身の
作家、アイスバーグ・スリムの著作を読み、彼の作品に影響を受けた詞を
仲間たちと共にライミングしていたそうです。

クリップス時代には葉っぱを売り捌いて金を稼ぐ等、ハスラー生活を送っていた
ようですがその後改心して陸軍に入隊、従軍時にシュガーヒル・ギャングの
「ラッパーズ・ディライト」に衝撃を受け、自らもラップを試みるのですが
当時のレコードのバック・トラックと自分のライム・デリヴァリーがマッチせず、
いったんは諦めてしまったとのこと。

除隊後はギャング達とは距離を置き、従軍中にハワイで購入した機材を使って
DJ業を開始。アイスバーグ・スリムの名にならって芸名はアイス-Tを名乗るように
なりますが、ある日パーティでDJを行っていると、DJよりもラッパーに注目が集まる
ことに気付いて再びラッパーへの意欲が高まります。その後ガールフレンドとの
破局を経てギャング稼業も再燃、地元のクラブでラップをやりつつも犯罪にも
関わっていたのですが、交通事故で入院中にギャングとは完全に手を切って
ラッパーとしてやっていくことを決意します。LAで行われたカーティス・ブロウ
審査員をつとめるオープン・マイク・コンテスト等にも出場し、地元では徐々に
名を知られる存在となっていきました。

'83年にアイス-Tはサウス・セントラルのVIP・レコード・ストアを訪れ、オーナーの
クレタス・アンダーソンにアピールして店内にある小さなスタジオでレコーディングを
行います。作品を気に入ったクレタスは彼と正式に契約を結び、彼のレーベル、
サターンからキャプテン・ラップに次ぐアーティストとしてレコード・デビュー
することになります。

プロデュースはサターンのもう一人のオーナーであるウィリー・ストロングと
クレジットされていますが、実際の演奏を担当したのはダニエル・ソファーと、
ザ・タイムから独立したばかりだったジミー・ジャム&テリー・ルイスでした。

風音のSEにつづいて生のドラムがミディアム・テンポのビートを刻み、ピコピコと
循環するシンセ、ところどころでアクセントを加えるシン・ドラムをバックに
OBXのシンセ・ベースが1分ほどソロを取り、その後アイス-Tのラップがスタート。
「17歳の頃からこんな生活だぜ...」と彼流のギャングスタ・ライフを語ります。
ところどころで子供や女性の声色も使いつつ、サビではシンセ・ベースが長くソロを
取り、再びTのラップ~という流れが何度か繰り返され、終盤にファンキーなリズム・
ギターのソロが入ってそれと共にラップが流れてフェイド・アウトします。

シンセ類も入ってはいるのですが、ドラムが生でテンポもゆる目なせいか今ひとつ
ピリッとしない出来です。この人はギャングスタ色をもっと強く出し、音もハードに
なった後のほうが面白い。最近はすっかりB級アクション映画の常連役者に
なってしまいましたが...





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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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