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Born Lover"Late One Night(On The Boulevard)"(New Wave SJ-100)198?

bornlover.jpg

ボーン・ラヴァーは'80年代後半(正確な年わからず)にこのシングル一枚を残して
消えた謎のグループ。中心人物は作曲/プロデュースを手掛けるサム・ジェイコブス・Jr.
です。

サムの詳しい経歴は不明ですが、このシングルと前後してデイナ・デイン(Dana Dane)や
ダブル・クロス・MC'ズ、リタ・レイン等のプロデュースを手掛けています。おそらく
ブルックリンを拠点にしていた人なのではないかと思うのですが、'86年にはMC・ホリデイや
グッチ・マンといった名義でフィーヴァー・レコーズよりソロMCとしてもシングルを
発表しています。オムニバス"Hip Hop Fever"のブックレットにはサングラスをかけて
ポーズを取るグッチ・マンの写真が小さく掲載されていました。フィーヴァー
ライヴ・パフォーマンスを定期的にこなしつつ、時にはスタジオでレコーディングも
行ったがあまりヒットには恵まれなかった人、という感じです。

音の感触がダブル・クロス・MC'ズの曲に似ていることからして制作されたのは'85年ごろ、
クレジットはありませんが演奏/ヴォーカルは全てサム自身が行っているものと思われます。

雑踏のSEがフェイド・インし、ファンキーなDMXのビート、単音のみを繰り返す太いシンセ・
ベースからスタート。裏声の男性が"Don't Stop It Rockin'~"と囁くように唄った後
ラップが始まり、深夜の通り(Boulevard)や病院で出会った人々について順に語っていきます。
ハンドクラップ音がカチカチとアクセントを付けるのと小節の終わりでヴォーカルにディレイが
かかる以外は特に仕掛けもなく、裏声ヴォーカルと交互にラップが現れて淡々と話を進めます。
わずかな間奏部分ではパーカッションがキンコンと鳴り、ダダダと連打されるスネア音が入り
ますがそれもすぐに終わり、再びラップがシンプルなトラックに乗せて語られます。終盤に
街頭のSEがしばらく入った後はラップも抜けてインストでフェイド・アウト。

ゆったりとしたビートと少ない音数で深夜の妖しい雰囲気を演出してもいるようですが、
ストーリーテリングを重視した淡々とした語り口にはデイナ・デイン~スリック・リック辺り
に通ずるところも感じます。怖いというわけでは無いんですが、友人の家に泊まりに行って、
電気を消した後に「内緒だぞ」と前置きされてから聞いた話、みたいなちょっとアブナい告白を
ラップでやってみた、といったところでしょうか。


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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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