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Jellybean "The Mexican" (EMI America V7831) 1984

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ジョン"ジェリービーン"ベニテスは'59年にNYはサウス・ブロンクスで生まれた
プエルトリコ系のリミキサー/プロデューサー。幼少時から音楽やレコードに
並々ならぬ関心を示していたそうですが、十代後半の時に初めてマンハッタンの
サンクチュアリというクラブに足を踏み入れ、そこでのDJプレイに衝撃を受けて
「俺の天職はコレだ!」と決断したそうです。

その後、'75年からブロンクスのチャーリーズという小さなクラブで自らもお皿を
廻し始めたのですが、より大きな場所でやりたいという希望から所属するクラブを
つぎつぎと移籍。'81年までにはエレクトリック・サーカスやスタディオ54でも
プレイするようになり、さらにこちらも有名なファンハウスというクラブの専属となり、
人気DJとしての地位を確立します。

次にジェリービーンが目指したのがレコード制作。'79年ごろから既に白人ディスコ・
グループのマンタスやパトリック・アダムス&リロイ・バージェスのダズルといった
ガラージュ寄りの作品には関わっていたのですが、新しい音に敏感だった彼はヒップホップ
系のリミックスにも積極的に参加。ジミー・スパイサーの"The Bubble Bunch"、
バンバータの"Planet Rock"ジョンザン・クリューの"Pack Jam"等のリミックスを
手掛けて、エレクトロにも関わっていくことになります。当時、個人的には
ニュー・オーダーの「コンフュージョン」のリミックスで名前を覚えました。

「ザ・メキシカン」はそんなリミキサーとしての人気が頂点に達しつつある頃に
発表された、ソロ・デビュー・シングル。曲は'70年代のイギリスのロック・
グループ、ベーブ・ルースのカヴァーです。もともと原曲も、クール・ハーク等が
中盤のドラム・ブレイク部分を2枚使いしていたB-ボーイ・クラシック。また、
モリコーネの「夕陽のガンマン」を引用したマカロニ・ウェスタン風のメロディ
は、当然「プラネット・ロック」を意識しているものと思われます。この辺の
デジャ・ヴ効果を狙った選曲の妙はさすが人気DJです。

ジェリービーン版の音も、ドラムが打ち込みになっている以外は原曲と殆ど同じ
アレンジ。女性ヴォーカルもわざわざオリジナルで唄っていたジェニー・ハーンを
起用しているので、知らずに聴いていると「あれ?全く同じじゃん」と思うほど
そっくりです。そこで彼のカラーを出しているのがイントロと間奏で派手にソロを
取るマーカス・ミラーのベースとバシリ・ジョンソンのパーカッション。特に
ジェリービーンのラテン・ルーツも意識させるパーカッションはカッコ良いです。

この12インチには全部で5つもヴァージョンが入っているのですが、エレクトロ好き
として評価したいのは"Hip Hop Bean Bop"と題されたボーナス・ビーツ。こちらでは
ベースやギター、パーカッションといった生楽器系の音は全て消され、ジェリービーンが
プログラムしたドラム・マシンの音だけがメインで聴けるのですが、重低音が強調された
バスドラ、抜けの良いスネア音等、これだけでも気持ちよくなれる位完成された音に
なっています。それだけ彼の耳が良いということなんでしょうね。







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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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