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Glen Adams and D.J.Freeze"Chicken Scratch"(Capo 766)1983

glenadams.jpg

グレン・アダムスは'45年にジャマイカのキングストンで生まれた
キーボード奏者/プロデューサー。十代の頃には自らも歌手/作曲家
として活動し、彼の才能に目を付けたコクソン・ドッドにスカウト
されて、スカ全盛期のジャマイカでレコーディングを行うように
なります。流行がスカからロックステディに変わる頃には
ヘプトーンズやパイオニアーズ等の結成に関わり、'60年代後半
からはセッション・ミュージシャンとしてスリム・スミスや
レスター・スターリングのヒット曲のバックで演奏。同じ頃
リー・ペリーと知り合い、彼のグループ、アップセッターズに
参加することになります。

アップセッターズで"Return Of Django"等のヒットを出す一方で
彼らはウェイラーズのバック・バンドとしても活動し、グレンは
自作の"Mr.Brown"をウェイラーズに提供もしています。'72年ごろ
ウェイラーズはアイランドと契約してペリーの元を離れ、
アップセッターズの面々も単独での活動が多くなっていきます。
グレンはこの頃からジャマイカに加えてアメリカでも活動する
ようになり、'75年には自身のレーベル、カポを設立して拠点を
NYのブルックリンに移します。当初は同じレゲエ畑のブラッド・
オズボーンやロイド・バーンズの元でアレンジャー/キーボード
奏者として活動していたのですが、'70年代後半にはR&Bや
ヒップホップ系にも活動を広げるようになり、'81年には彼が
アレンジしたT-スキー・ヴァレイの"Catch The Beat"が
大ヒット、ブラッド・オズボーンのグランド・グルーヴ・
レーベルを中心に作曲やアレンジを多数手掛けることになります。

グランド・グルーヴは'83年にブラッド・オズボーンが射殺されて
活動停止してしまうのですが、残されたグレン達は拠点をカポ・
レーベルに移して活動をつづけ、今作のリリースに至るわけです。
なお、連名でクレジットされているDJ・フリーズは、他のレコード
での参加が見当たらないナゾの人物なのですが、この曲は
同じ'83年にムーングロウというレーベルからもリリースされて
いて(どちらが先に出たのかは不明)、そちらではミックスを
マーリー・マールとM2ことミスター・マジックが手掛けたと
クレジットされているので、DJ・フリーズ=マーリー・マール
ということで間違いないと思われます。この辺の人物の繋がりに
関してはジャスト・フォーのシングルを紹介した際にも書いたので、
そちらもご参照ください。

アクション映画のオープニングのようなブラス隊(元ネタは
アンクル・ルイの"I Like Funky Music")が一転して、DMXの
ドラム、手弾きのエレクトリック・ベースとギターがミディアム・
テンポのリズムを刻み、男女のコーラス隊が曲名を連呼して、
それに呼応するようにスクラッチがコスられます。その後は
スラップ・ベースや女性のラップ/コーラス、ストリングス・シンセ
等が短くソロを取り、合間にニワトリの鳴き声やスクラッチが
入って曲が進んでいきます。曲名通りスクラッチのグシャグシャ音が
目立ってはいるのですが、曲にあまりメリハリが無く、ディスコ系の
インストにただスクラッチを乗せただけのようにも聞こえて、
盛り上がりに欠けるままフェイド・アウト。

「ディスコ・ラップ」の音をドラムだけ打ち込みに変えて、
スクラッチ音を乗せて一丁あがり、な感じの曲でした。そう言えば
アップセッターズのヒット曲に同名の「チキン・スクラッチ」という
曲があるのですが、聴き比べてみてもギターのフレーズが似てるかな?
という程度でした。。。





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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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