スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

P.C.Crew "Dougee Fresh Vs. The Beat Box" (Factory Beat FBR 317) 1985

pccrew.jpg
P.C.クルーはプーチー・コステラ(Poochie Costela)とビリー・ニコルズを中心としたグループ。
グループ名からしてプーチーがメインのメンバーと思われますが、彼についてはこの名義の
2枚のシングルしか参加作が見当たらず、詳しい経歴はわかりません。

ビリーはビギャン・ビギャンの際にいちど紹介していますが、'40年生まれで'60年代前半から
プロとして活動しているベテラン・ギタリスト/プロデューサー。初期はモータウンのツアー・
バンドのメンバーとして活動し、その後ビリー・スチュワート、ガルト・マクダーモット、
ミリー・ジャクソン等様々なミュージシャンのバックメンを経験して、'74年ごろB.T.エクスプレスに
加入します。グループのメンバーとして活動しながら、外部への曲の提供やセッション・ワークも
つづけ、グループを脱退した'80年ごろからはソウル/ディスコ系のプロデューサーとしての活動が
メインになっていきます。ヒップホップ系の作品も'80年にジミー・スパイサーのデビュー曲
"Adventures Of Super Rhyme"をはじめとして多数手掛けています。エレクトロを集める前は
彼の名を気に留めたこともなかったのですが、'80年代前半の大量のプロデュース作品を見るにつけ、
彼も初期のヒップホップを支えた影の立役者だなあと思うようになりました。

"Dougee Fresh VS. The Beat Box"は'85年にリリースされたグループの2枚めのシングル。
プロデュースはビリー、作曲には曲によってプーチーやジェイムズ・マイナー(カウント・
クールアウトのメンバー)も参加しています。タイトル曲はダギー・フレッシュが主役なのですが、
彼は曲名以外のクレジットが全く無く、この頃の参加作に良い印象を持っていない一因に
なっている気がします。

"Dougee~"はライブ仕立ての曲で、歓声の中ダギーがカウントとヒューマン・ビート・ボックスを
始め、その後ドラム・マシン、ピアノ、シンセ、ギター、エレクトリック・ベースに
パーカッションも加わった豪華な(?)演奏がアイザック・ヘイズの"Ike's Mood"をベースにした
フレーズを繰り返す中、ダグが軽快にラップとビートボクシングを聴かせます。

エレクトロとして評価したいのはB面の"Space Invadas"のほう。軍隊のラッパを模した
シンセに、宇宙からの侵略者への警戒を呼び掛けるナレイションが被さり、その後ミディアム・
テンポの打ち込みビートの中、シンセがユーモラスなリフを繰り返して曲が進んでいきます。
その後宇宙人たちとの交渉の模様が寸劇風に語られ、交渉は決裂して宇宙戦争が始まって
ゲームのSEのようなピコピコ音が何度も炸裂。サビでは「スター・ウォーズ」を意識した
ようなシンフォニックなシンセが勇壮なソロを聴かせます。戦争と言ってもシリアスな感じは
全くなく、能天気なSFアクションのようなノヴェルティ・タッチの曲です。

裏表でまるで別のグループのように路線が違うのですが、これが長いキャリアを持つビリー
ならではの引出しの多さなのでしょう。"Space~"の安っぽいSFサウンドは正統派のエレクトロと
比べると黒さに欠けるのですが、このいかがわしさがなんとも言えない味になっていて、
つい聴いてしまいます。

youtubeの音は埋め込み不可のものしか見つからなかったのでこちらからご覧ください。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール
クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

KDMX

Author:KDMX

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
counter
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。