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Dougy Fresh "The Original Human Beat Box" (Vintertainment VTIS 004) 1984

dougyfresh.jpg
ダギー・フレッシュ(ダグ・E・フレッシュ)は本名をダグラス・E・デイヴィスと言い、
'66年にカリブ海のバルバドスで生まれています。子供の頃に家族と共にNYに移り、
その後、弟が買ってきたグランドマスター・フラッシュやDJハリウッドのテープを
聴いてヒップホップに興味を持つようになります。さらに、近所を散歩している時に
とある地下室から気になる音楽が聴こえてくるのを耳にして思わず覗き込むと、そこには
2台のターンテーブルを操る男の姿が。直感的に「これが俺の音楽だ」と悟った彼は、
知り合いでもないのにその部屋に入っていき、マイクを取ってライムを口ずさんで
いたそう。初めてなのにライミングが出来ることにダグは自分でも驚き、その時から
音楽と詩作に真剣に取り組むようになっていったそうです。

学校ではラングストン・ヒューズの詩を学び、また音楽の授業でトランペットと
パーカッションをマスター。地元の「ハーレム・ワールド」や「セレブリティ・
クラブ」といったクラブにも出入りするようになり、ダグは二人のいとこと共に
コールド・キャッシュ・クルーと名乗って活動をはじめます。その後、相棒となる
バリー・Bとも出会うのですが、同じ頃にダグの名を一躍広めることになる必殺技-
ヒューマン・ビート・ボックス-を発明します。口と舌と手、そしてマイクを使って
ビートを刻むこのテクニックは今では広く知られていますが、最初に始めたのは
ダグなのでした(ビズ・マーキーが先だという説もありますが)。

その後スプーニー・ジー&DJスパイヴィとブッダ・ブレス・クルーの名義で初の
レコーディングを経験。さらにPC・クルー(次回紹介します)のシングルでも
パフォーマンスを披露します。この頃の作品ではダグはろくにギャラを貰えなかった
そうで、あまりいい印象を持っていないようですが、初めて自身の名義で録音
したのがヴィンターテインメント・レーベルからの今回のシングルです。

このレーベルは既にB-ボーイズチャック・チルアウト関連の作品で紹介して
いますが、オーナー兼プロデューサーのヴィンセント・デイヴィスの会社。
バックの演奏はB-ボーイズの"Stick Up Kid"同様、ヴィンセントとガイ・ヴォーン
によるグループ、VHBが手掛けています。

リン・ドラムのビートがスタートすると同時にダグの喋りも入り、聴衆を煽ったり、
ヒューマン・ビート・ボックス(以下HBB)を早くも披露したりします。マリンバ風の
シンセがリフを重ね、小節の頭にシンセ・ベースが「ジョーン」と鳴らされるインストが
4小節つづいた後に本格的にダグのラップがスタート。サビでは楽器類が抜けて、
HBBがソロ(?)で派手に鳴り響きます。その後はインスト/ラップ/HBBの流れが2回
繰り返されますが、中盤からハード・ロック風のギターが加わり、ダグのラップや
HBBと競うように鳴らされた後、ギターがループするようなフレーズを弾くソロで
終わります。

おそらくラン-DMCを意識したものと思われるギターは少々うるさいですが、殆ど
ビートのみに絞ったトラックはエレクトロより後の世代を意識させます。HBBも
もちろんカッコいいですが、ダグのラッパーとしてのスキルも見事。子供のころに
オールドスクールのラッパーたちを聴いて育った人が、自らもレコーディングを
始めるようになったのがこの時期なのだろうと思われます。

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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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