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Trouble Funk "Trouble Funk Express" (D.E.T.T. L 1011) 1984

troublefunk.jpg
トラブル・ファンクは'78年にワシントン・DCで結成された、9人組の大型ファンク・バンド。
ゴーゴー・ミュージックと言われるDC独特の生音ファンクの代表的なグループです。'80年
前後からJamtuやD.E.T.T.と言ったローカルなインディ・レーベルからシングルをつぎつぎ
リリースして地元での人気を高め、'85年にはゴーゴーをプロモートしていた大手のアイランド・
レーベルと契約して世界的にもブレイクしました。日本でもファンク好きの方々からは当時も
今も人気が高く、初来日公演の時は私も見に行きました。

ゴーゴー・ミュージックは生のドラム/ベース/パーカッションによる演奏が基本の音楽なの
ですが、ちょうど時代的にもエレクトロと並走していた'80年代前半ごろの彼らは、エレクトロも
意識したシングルをリリースしています。'83年にはアーケイド・ファンクという別名義で
"Tilt"というパックマンのSE類を模したシンセ類をフィーチャーした曲を発表し、翌年には
モロにクラフトワークの「ヨーロッパ特急」をアレンジしたこのシングルを出しています。

彼らは作曲/演奏/プロデュースも全て自分たちで行うグループで、今作のプロデュースも
グループ名義になっているのですが、シンセが中心になっているこの曲は、グループの
キーボード奏者のロバート・リードが中心になって作られたのではないかと推測します。

ロート・タムというゴーゴー独特のパーカッションとドラムがロールするイントロにつづいて、
スラップ・ベースと、ピュンピュンとアクセントを入れるシンセが唸ります。ここまでは
典型的なゴーゴーの展開なのですが、シンコペイトするリズムをバックにヴォコーダーが
"Trouble Funk Express"と曲名を連呼し始め、「ヨーロッパ特急」と同じ、せり上がって
いくようなストリングス・シンセが入ります。その後はヴォコーダー、リズム・ギター、
「ヨーロッパ~」のそれをマイナー調に変換したストリングス・シンセ、列車の駆動音を
模したリズム・ボックス等が順にソロを取って曲が進んでいきます。

何度も書いているようにゴーゴーは生の演奏によるパワフルでエネルギッシュな音が身上の
音楽なのですが、シンセとヴォコーダーが主役のクールなこの曲はかなり異質。来日時の
演奏でもかなり浮いていた印象があります。当時はDC周辺でもNY同様にクラフトワーク~
「プラネット・ロック」の人気が高かったということなんでしょう。




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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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