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Extra T's "E. T. Boogie" (Sunnyview SUN 404) 1982

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エクストラ・Tズはマイアミのソウル・シーンで古くから活躍する
フレディ・ストーンウォールとヘンリー・ストーンによるプロジェクト。
フレディは'78年のキング・スポーティ(=ノエル・ウィリアムス)のシングルの
エンジニアとしてキャリアをスタート、その後ティミー・トーマス、クラレンス・
リード(と彼の変名のブロウフライ)、リトル・ビーバー等マイアミを代表する
シンガーの作品で多数プロデュースを手掛けています。

ヘンリーは、マイアミ・ソウル界のドンと言っても過言ではない大ベテラン。
'40年代の後半からジャズ・トランペッターとしてキャリアをスタートし、
'50年代にはフロリダに自身のスタジオとレーベルを設立、ブルースやゴスペルの
レコード制作をはじめます。その後いくつものレーベルを立ち上げて様々な
ヒット曲を飛ばし、ベティ・ライト、ティミー・トーマス、ラティモア等を
スターにし、'80年ごろにはジェイムズ・ブラウンとも契約するに至ります。
さらに、'70年代後半に契約したKC&ザ・サンシャイン・バンドが折からの
ディスコ・ブームにのって大ヒットし、R&B以外のサークルでも成功を収めて、
その後もピーター・ブラウンやボビー・コールドウェル等を輩出したのでした。

ヘンリーは、'70~'80年代はT.K.というレーベルを中心にプロデューサー兼オーナーと
して活動していたのですが、'80年代アタマにTKが大手のルーレット・レコードに
買収されたのを機に、新たにサニービュー・レコードを設立します。私はNY出身の
ニュークリアスの曲でこのレーベルを知ったのですが、彼ら以外の所属アーティストは
やはりヘンリーの息がかかったマイアミ出身のアーティストが中心でした。時代の
移り変わりに敏感な彼らしく、レーベル初期のリリースはエレクトロやフリースタイル
の曲が中心。このエクストラ・Tズは、作曲/プロデュースはフレディ&ヘンリーの
クレジットになっていますが、実際の演奏を行っているのは彼らの子飼いのスタジオ・
ミュージシャン達だと思われます。

宇宙船の交信音のようなSEからはじまり、ピッチを変えた宇宙人風(?)の声が
"E.T. Phone Home..."とあの映画の有名な台詞を真似てしゃべります。TR-808が
ビートを刻みはじめ、ディレイのかかったシンセ・ベース、そのベースの後を追うように
フレーズを弾くシンセ、エレクトリック・ベース等が絡み合ってウネリを作っていきます。
ワン・コードのリフがえんえん繰り返される中に、時折SE的なシンセが入ったり、
"E.T."というコーラスやハンド・クラップ等のアクセントを加えるだけで聴かせて
いき、終盤に軽くリズム・ギターが加わった後、"E.T."のコーラスのコーダで終了。

ほとんど展開なしで、インスト中心の内容なのですが、楽器の絡みからくるウネリと
音色の面白さから聴き入ってしまいます。年代的にも早く、これを地方のマイアミで
作ってしまったというのはやはりヘンリーの長いキャリアの賜物と言っていいでしょう。





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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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