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Bobby Broom "Beat Freak" (Arista ADP 9260) 1984

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ボビー・ブルームは'61年にNYのハーレムで生まれたジャズ・ギタリスト。12歳の頃からギターを
始め、その翌年からはプロのギタリストに師事して本格的に演奏を学ぶようになります。高校は
音楽の専門校に入学してジャズ・アンサンブルでの演奏を行い、彼のインプロビゼイションは
コンクールで入賞したとのこと。

在学中からアル・ヘイグやウォルター・ビショップ・Jr.のグループのメンバーとして活動を
始め、'77年にはカーネギー・ホールで行われたソニー・ロリンズのコンサートにドナルド・
バードらと共に出演。その後2年間はバークレー音楽院に入学してより深くジャズを学ぶことに
なります。

その後フュージョン系のトランペッターだったトム・ブラウンのグループに加入し、トムの
'80年のアルバム"Love Approach"で初のレコーディングを経験。高校の級友だったマーカス・
ミラーやオマー・ハキム、バーナード・ライトらも参加したこのアルバムから、GRPレーベル
との繋がりを深め、翌年には同レーベルから初のリーダー・アルバム"Clean Sweep"を発表。
この頃はウェス・モンゴメリー~ジョージ・ベンソンの流れを汲む、フュージョン・タッチの
ソウル・ジャズを演奏していました。

師匠のトム・ブラウンに歩調を合わせるように、ボビーも自身の作品にR&B/ファンク的な音を
取り入れるようになり、'84年のセカンド・アルバム"Livin' For The Beat"ではアルバムの
半数の曲がヴォーカル入り。特にアルバム冒頭の2曲では、ブギー・ボーイズプロジェクト・
フューチャー
の項に登場したテッド・キャリア&デイヴィッド・スプラッドリーのコンビを
プロデュースに迎えて、大胆にエレクトロにアプローチしています。今回の"Beat Freak"は
そのうちの一曲です。

穏やかなストリングスとギターの導入部が一転して、ズドーンというハンマー・ビートと
マッチョな"Beat Freak!"という男性コーラスが鳴り響きます。その後フェアライトCMIを
使用したヴォーカル・サンプリングがベース代わりに跳ね、オーケストラ・ヒットが派手に
アクセントをつけていきます。その後はアート・オブ・ノイズを意識したと思しきサンプリングと
スクラッチ風のエフェクトがひたすら鳴らされ、ボビーのギターは終盤にジミヘン風の
ソロをちょろっと入れるのみ。聴き終えて耳に残るのはハンマー・ビートとベースの
えぐい音色でした。

テッド・キャリア達の音は、手掛けたアーティストの音楽性を生かすよりも自分たちの音に
完全に染めてしまうタイプですが、それにしてもこの曲はやり過ぎの感が無きにしもあらずで
今聴くと強烈に時代を感じます。アナログ系の電子楽器の音が、時代をふた廻りして却って
新鮮に聞こえるのと違い、こういう、いかにもサンプリングを使い倒しましたという音は
まだ寝かし足りないんでしょう。主役のボビーもどこにいるのかわからない感じなんですが、
当時は「この新しい音でR&Bチャートに食い込むぞ!」とか思っていたんだろうなあ。







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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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