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Kraftwerk "Musique Non Stop" (Warner Bros. 20549) 1986

kraftwerk.jpg
クラフトワークは'70年にドイツのデュッセルドルフで結成されたテクノ界の重鎮グループ。
前回のニュー・オーダー同様日本でもよく知られた存在なので詳しい経歴は省略します。
'70年代後半~'80年代前半に発表された「ヨーロッパ特急」、「ナンバーズ」、「ツール・
ド・フランス」といった曲がアフリカ・バンバータをはじめとしたエレクトロの
アーティストに多大な影響を与えたことはご存じのとおりです。

"Musique Non Stop"は、'86年のアルバム「エレクトリック・カフェ」からの先行シングル。
彼らの作品では珍しく、ミックスに外部のスタッフを起用していて、ハウス畑のフランソワ・
ケヴォーキアンと、ロック系のアーティストを多く手がけているロン・ST.・ジャーメインが
関わっています。

曲の出だしはアルバムの一曲目"Boing Boom Tschak"と全く同じで、"Boing~"という男性の
ロボット・ヴォイスが4小節繰り返され、その終わりでダブ処理されたバスドラがアクセントを
入れます。次のヴァースではリン・ドラムがそこに加わり、ファンキーなビートを4小節刻んで、
次の4小節ではTR-808がビートに加わります。そこでそれまでの展開はいったん終わり、
人声のサンプルが息のような2小節のフレーズを繰り返し、TR-808のビートとシーケンサーを
バックに、ロボ声に加工された男女の声が曲のタイトルを連呼していきます。チリチリと鳴る
TR-808と2種類の"Musique Non Stop"の掛け声がひたすら繰り返され、ベースやストリングスの
ようなメロディアスな要素が殆ど入らないまま曲は進みます。終盤はヴォーカルも抜けて
バスドラとTR-808のハイハットとシンプルなシンセのリフのみになり、それがエンドレスで
鳴っているような印象で曲は終わります。

この曲(アルバム全体も)は、それまで彼らが影響を与えてきたエレクトロ・ヒップホップに、
今度は逆に影響を受けたような印象です。旧式化して一般的には殆ど使われなくなっていた
TR-808をリズム・トラックに絡めているところや、イントロ部分でのファンキーなビート、
メロディやコード感を排したリズム重視の作り等々...それでも執拗な4小節の繰り返し等に
みられる極端に規則的、人工的な感覚には彼ららしいこだわりも感じられます。アメリカの
黒人たちにもウケていると知っても、ここでゲスト・ラッパーを入れたりはしないところが
重鎮としての矜持みたいなところなんでしょうね。







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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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