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Freeez "I.O.U.(Megamix)" (Beggars Banquet 600 902) 1982

freeez.jpg
フリーズは'70年代後半にロンドン郊外のサセックスで結成されたジャズ・ファンク・
グループ。メンバーはヴォーカルのジョン・ロッカ、ポール・モーガン(ドラム)、
ピーター・マース(ベース)、アンディ・ステネット(キーボード)の4名です。当初は
メジャー・レーベルとの契約が得られなかったため、彼らは自分たちのレーベル、
ピンク・リズムを設立してデビュー・シングルの"Keep In Touch"を発表。ギターに
インコグニートのブルーイが参加したこの曲は3万5千枚の好セールスをあげ、ここで
新興レーベルだったベガーズ・バンケットとの契約を取り付けます。ベガーズ~に
移籍して2枚めになるシングル"Southern Freeez"は、黒人女性シンガーのイングリッド・
オールマンをヴォーカルに迎えたポップなディスコ・サウンドが好評で、初の全英チャート
トップ10入りを果たし、'81年にデビュー・アルバム"Southern Freeez"を発表。当時
イギリスで流行していたブリト・ファンク~ジャズ・ファンクの典型のような音楽性で
人気を博しました。

ファースト・アルバムの成功で自信をつけたピーター・マースは、ちょうどその頃話題に
なっていた「プラネット・ロック」に興味を持ち、プロデューサーのアーサー・ベイカー
セカンド・アルバムに参加することを要請します。ベイカーの求めに応じて彼らは渡米して
NYの「ファンハウス」や「ゼンジバー」といったクラブでライヴを行い、観客の反応も
上々で、ベイカーからも参加を快諾されることとなりました。

"I.O.U."は'82年にリリースされた、セカンド・アルバム"Gonna Get You(Beggars Banquet
BEGA 48)"からのファースト・シングル。プロデュースは前述のとおりアーサー・ベイカーで、
ミックスには相方のジョン・ロビーに加えてジェリービーンも参加しています。今回
ジャケ写をあげたドイツ盤シングルには"megamix"のサブタイトルが付いていますが、特に
他の曲とミックスされているわけではなく、オリジナルより30秒ほど長くなっているだけ
のようです。

チープな音色のシンセがサイレンのようなフレーズを繰り返し、4小節の終わりでは
テープを早回ししたようなアクセントが入ります。シンセ・ベースとTR-808のビートが
加わり、アコースティック・ピアノがコードを弾く中、トライアングルをサンプルした
シンセがメインのメロディを奏で、それを追うようにヴォーカルが入ってきます。リードを
取るのは男性のジョン・ロッカですが、ファルセットで唄っているため殆ど女性のようです。
バック・ヴォーカルとユニゾンで"A! E! A-E-I-O-U, I Sometimes Cry"と繰り返すコーラスが
印象的です。中盤でシンセ・ベースのソロやスネア連打、ジェリービーンによるエディット
が入り、後半はコーラス隊にリード・ヴォーカルのアドリブが絡みます。終盤にはジョン・
ロビーのキーボード・ソロと、ヴォーカル・サンプリングのフレーズ弾きが入り、最後に
サイレンのようなシンセのみに抜けて終わります。

フリーズのもともとの音楽性とは大きく異なり(ドラムのポールはアルバムにも一切参加して
いません)、ベイカーの色に完全に染まったポップなエレクトロ・サウンドです。米英両国で
大ヒットして、ふだんヒップホップを聴かないような層にもベイカーの音を届けた功績は大。
アルバムも(この時期では珍しい)ベイカーの全面プロデュースで、イギリスのグループなのに
NYど真ん中な音が出てくるのが当時なんだか不思議でした...








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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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