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Dimples D. "Sucker D.J.'s(I Will Survive)" (Partytime PT 101) 1983

dimplesd.jpg
ディンプルズ・Dは本名をクリスタル・スミスという女性ラッパー。デビュー時期の
'80年代前半にはこのシングル1枚しか出しておらず、詳しい経歴はわかりません。
プロデュースはアンドレ・ブースとマーリー・マール。アンドレは'80年代初頭から
活動するR&B畑出身のプロデューサー。デビュー当時はSAMレーベル周辺のディスコ/
ガラージ系の曲を手掛けていましたが、'80年代半ばからはマールと共にヒップホップ系
の作品に多く関わるようになっていきます。

マーリー・マールは、ヒップホップ好きなら知らぬ者はいない伝説のプロデューサー。
詳しい経歴は何れ自身の名義の曲を紹介する時に書きますが、'83年のこの作品は
彼のプロデューサーとしてのデビュー作です。この当時マールは20歳(!)前後だと
思われますが、リミキサーとしてジャスト・フォーの"Games Of life"やCDIIIの
"Get Tough"
を手掛け、ある程度経験を積んだところで初めて自身の作品に取り掛かった
ところだと思われます。

"Sucker D.J.'s"はタイトルからもわかるように、ラン-DMCのヒット曲"Sucker M.C.'s"の
アンサー・ソングとして制作されたもの。ディンプルズ・Dはもともとはバック・
ヴォーカリストとして雇われたそうですが、レコーディング時に彼女がラップも出来ることを
マールにアピールしてメインのMCに昇格。レーベルのパーティタイムはアーサー・ベイカー
ストリートワイズの傘下レーベルですが、マールは修行の時期にベイカーのレコーディングを
見学してスキルを学んだこともあるそうなので、その辺から生まれた縁なのかもしれません。

DMXがミディアム・テンポのビートを刻み、短くスクラッチが入った後、Dがラップをスタート。
ベースやキーボード類は入らず、ラップのみでグイグイビートに乗っていきます。サビでは
軽くスクラッチが入りますが、ドラム+ラップのみの展開はつづき、セカンド・ヴァースでの
変化は重低音化したスネアのオカズが入る程度。中盤のドラム・ブレイクでは、リズム・
パターンが"Sucker M.C.'s"と全く同じになる部分があり、クスッと笑わせます。その後
Dのラップに戻り、締めに重低音ドラムが一際大きくズドンと鳴らされて終了。

マールのトレード・マークである、レコードからのサンプリングによる音作りはまだ
現れない、「エレクトロ期」の作品ではありますが、ベースやキーボード類を排して
ドラムとラップのみでリズムを強調したアレンジは、ラン-DMC~デフ・ジャム周辺と
繋がるハードコアなスタイルです。








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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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