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Mantronix "Who Is It?" (Sleeping Bag SLX 25) 1987

whoisit.jpg
"Who Is It?"は'87年にリリースされた、マントロニクスのセカンド・アルバム
"Music Madness"からの先行シングル。彼らの経歴に関しては"Needle To The Groove"
際に書いたので、そちらを参照して下さい。ここに載っているカーティス・マントロニクの
インタビュー
によると、ファースト・アルバム録音時は、スタジオでプロの録音環境に
慣れるだけで精いっぱいだったのに対し、今作では余裕も出来てより「エレクトロニック
かつ実験的な」音を作ることが出来、現在でも満足のいく内容だったそう。そして、
中でも"Who Is It?"はお気に入りの曲だそうです。

このアメリカ盤シングルは全部で6ヴァージョンも入っているのですが、今回はアルバム・
ヴァージョンについて書いてみます。

ディレイのかかったシンセ・ベースがジジジジジ...と循環するフレーズを繰り返し、
TR-808のビートと、MCティーの"Who-Who-Who-Who Is It?"というヴォイス・サンプルが
その上に乗っかります。その後フルートとギターを各々サンプルしたと思しき2種の
シンセがメインのテーマを弾き、MCティーがラップをスタート。サビではチェップ・
ニューネスがシンセのフレーズにエディットを入れています。その後はラップに
戻ってそれまでの展開が繰り返されるかたちですが、3回あるブレイクではスクラッチ
(あんまりうまくない)とエディットされたドラム・ソロが聴けます。

この曲は、"Who-Who-Who~"というヴォイス・サンプルと、その後を追うように
ゆっくりと下降~上昇を繰り返すシンセのフレーズの不気味な異物感にやられます。
おそらくこの部分にもチェップがエディットを施していると思われますが、不連続な
ブブブブブ...というフレーズがキモチワルイけどキモチイイ、という絶妙なバッド・
テイストを生んでいると思います。

以前も書きましたが、彼らはデューク・ブーティと並んで、リアル・タイム当時から
お気に入りだった数少ないエレクトロのアーティストでした。他の人と違うことを
やっても構わない、違ったうえで出来た音が最高にカッコイイというのは、私が
音楽を聴く時のひとつの基準になってきた気がします。

ただ、'87年当時はエレクトロ的な音作りは既にアメリカの黒人音楽界では完全に
下火になってきており、ヒップホップの世界ではマーリー・マール辺りが始めた、
レコードのフレーズ・サンプリングのみで音を組み立てるやり方が主流でした。
マントロニクのこのレコードも、ヒップホップ系以外のミュージシャン~例えば
テイ・トウワ氏やプレフューズ73のスコット・ヘレン等~に強く影響を与えたようです。








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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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