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Chris "The Glove" Taylor & David Storrs "Reckless" (Polydor 881 195) 1984

christheglovetaylor.jpg
"Reckless"は映画「ブレイキン'」のサントラ用に録音された、クリス"ザ・グローブ"テイラーと
デイヴィッド・ストアーズのコラボ作品。クリスに関しては"Itchiban Scratch"の際
詳しく紹介したので、今回はプロデューサーのストアーズについて書いてみます。

デイヴィッド・ストアーズは'52年にNYで生まれ、4歳の時にハリウッドへ移住。子供の
頃の音楽体験で最も大きな出来事だったのは、'68年にUCLAのホールで見たジミ・
ヘンドリクスのライヴだったそう。衝撃を受けたデイヴは、自らも大人たちのバンドに
混じってジミの曲をコピーしていたそうです。

高校では複数のバンドを掛け持ちし、大学はUCLAに入学。そこでは電子工学と
量子エレクトロニクスを学んだそうですが、音楽への興味も変わらず高く、学内の
録音スタジオの技師兼音楽の授業のスーパーバイザーとして雇われることになります。
その一方でプロのミュージシャンとしても活動をはじめ、トニー・ベイジルやディーヴォ
の作品に参加しています。書き忘れていましたが、彼は白人で、最初から黒人音楽どっぷり
というわけではなかったようです。

その後裏方としてシルヴェスターやプリンス、イヴリン・トーマス等の作品に関わる
ようになり、ダンス・ミュージックへの興味が湧いてくるようになったデイヴは、
LAのラジオ局でDJペポと出会います。ペポは地元のJDCレーベルで働いていたLA
ラップ・シーンの顔役的な存在で、デイヴは彼を通じてキッド・フロストやアイス・Tらと
知り合うことになります。同じ頃「ブレイキン'」のスタッフからの依頼で曲を
提供することになったのが今回の"Reckless"です。

デイヴのインタビューによると、制作の依頼から締切までがなんと24時間しかなく、
デイヴはクリスとスタジオに20時間籠りっきりで音を作り、ゲスト・ラッパーに
アイス・Tを入れてなんとか締切に間に合わせたとのこと。

TR-808が早めのビートを刻み、エコーのかかったハンド・クラップが連打され、
カリンバのような音色のシンセが緊張感を煽るようにシーケンスされます。アイス・Tの
ラップがディレイを伴いながら入ってきて、クリスのターンテーブル技術をほめちぎる
内容の喋りを披露。その後プヨプヨした音色のシンセ・ベースがソロを取り、そこに
クリスのスクラッチが絡んできます。このラップ/シンセ・ベース/スクラッチが
交代でソロを取って曲は進み、ブレイク部分では人の叫び声やスネア連打が入ります。
その後はシンセ・ベースのソロ中心になり、終盤にはハモンド・オルガンも加わって
きます。

B面の"Tibetan Jam"もホラー映画風のストリングスとシンセ・ベースの絡み、シャウト
しまくる男性(クリス?)の語りが面白い曲です。

デイヴの作品はキチンとスタジオ技術を学んだ人らしく、ヴォーカルや楽器類の音色/
エフェクトに気が利いていて面白い。そう言えば、彼はインタビューで、インスパイア
された曲にハシムの"Al-Naafiysh"を挙げているのですが、この曲のTR-808の音は
ハシムの曲にも似ています。







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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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