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Debbie Deb "When I Hear Music" (Jam Packed JPI 101) 1983

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デビー・デブは'80年代前半からマイアミを拠点に活動するフリースタイル系の
女性シンガー。NYのブルックリンで生まれ、マイアミの北部で育った彼女は、
子供の頃は特に音楽の専門的な教育を受けたわけではなかったものの、自分で
ティーナ・マリーやデニース・ウィリアムス等の曲を唄ったテープを録音して
いたそう。非常にシャイだったため、人前で唄ったことすらなかったそうですが、
学校のカウンセラーには音楽への情熱を告白し、その為の奨学金を得るために
実社会での研修プログラムを受けることになったそうです。そうして働き始めた
デビーは、地元のピーチスというレコード店に仕事のためのレコードを注文しに
来たところ、偶然その店に来ていたプリティ・トニーと話す機会を得ます。
トニーは彼女の「話し方」が気に入り、自分のレコードで唄えるか、と訊かれて
デビーはその場で承諾し、新たにプロの歌手が誕生したのでした。

その翌日にデビーが下見のためトニーのスタジオを訪れたところ、ドアを開けた
途端に聴こえてきたのがこの"When I Hear Music"のトラック。インスパイアされた
彼女は「音楽が聴こえてきた瞬間」をテーマにした歌詞をトニーと共に書き上げ、
数時間後にはヴォーカルのトラック・ダウンまで完了させます。これまでは
自宅のカセットにしか吹き込んだことのなかった彼女は、スタジオのプロ用環境
にも興奮冷めやらなかったとのこと。数か月後、シングルがリリースされ、マイアミ
周辺だけでなくNYやLAも含めた全米規模の大ヒットとなって、彼女は16歳にして
人気シンガーとなったのでした。また、プリティ・トニーもこの曲のヒットの
おかげでレーベル運営が順調になっていったそうです。

"When I Hear~"は'83年にリリースされたジャム・パックト・レーベルの第一弾
のシングル。ジャム~はプリティ・トニーのミュージック・スペシャリスツの
傘下レーベルで、ヒップホップ系が基本のミュージック~に対して、こちらは
デビーやこの後デビューするトリニアー等の唄もの~フリースタイル系を発表
するために設立されたレーベルのようです。

TR-808がビートを刻み、鐘のような音色のシンセのメロディとユニゾンで
"When I Hear Music, It Makes Me Dance, You Got The Music, Heres My Chance "
とデビーが繰り返し、シンコペイトしたシンセ・ベースがピョコピョコと跳ねて
いきます。デビーのヴォーカルに応えるようにヴォコーダーも"When I Hear~"と
唄い、その間にシン・ドラムやシンセの落下音/爆発音、パーカッション等も仕掛け的に
オカズを入れて曲が進みます。後半はシンセ類が唄メロを弾くソロ・パートや
デビーのヴォーカル・エディット等も入ってアクセントが付けられています。

プリティ・トニーのソロと比べると、音が厚く派手な仕掛けも用意されていて、
ポップスとして売れることを狙って作られたのは明らか。でも、転調もなく、
スタート時のコーラスの繰り返しとそれに準じたソロだけで最後まで引っ張る
ところに、ヒップホップ以降のループ感を感じます。






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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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