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Lil' Jazzy Jay & Cool Supreme "B Boys Style" (Easy Street EZS 7520) 1985

liljazzyjay.jpg
"B Boys Style"はアフリカ・バンバータの周辺で活動してきたジャズィ・ジェイと
レイ・セラーノによるプロジェクト。ジャズィ・ジェイの頭に「リル~」と付いて
いるのは、当時のジェイはデフ・ジャムとの契約があったためと思われます。
彼の経歴に関しては"Def Jam"の時に書いたので今回はクール・シュープリームこと
レイ・セラーノ(Rae Serrano)について書いてみます。

レイはNYで生まれ育ったヒスパニック系アメリカ人。最も初期に関わった作品として
はプレリュードから出ていたガラージュ系のグループ、ヴィジュアルのシングル
"Somehow,Someway('83年)"に作曲者として名を連ねています。その後バンバータと
繋がりを持つようになって"Frantic Situation"では作曲とキーボードを担当、
バムがベイカーと別れた'86年の"Bambaataa's Theme"ではプロデューサーに昇格
しています。彼はヒスパニック繋がりからかコールドクラッシュ・ブラザースの
チャーリー・チェイスとも仲が良く、彼らの"Heartbreakers"でもアレンジと
ドラム・プログラムを担当していました。

"B Boys~"は"Heartbreakers"と同年のリリース。プロデュースのクレジットは
ジェイとレイの連名になっていますが、実際にトラックを作ったのは殆どレイで、
ジェイは主にスクラッチを担当しているとのこと。バック・ヴォーカルで参加して
いるサイレ(Cyre)は、この後ソロでアルバムも出しているフリースタイル系の
女性シンガーです。

YouTubeのこの曲のビデオのひとつに、レイ本人がコメントを入れているものが
あり、それによると、使用した機材はローランドのジュノ70とローランドの
ヴォコーダー、それにオーヴァーハイムのドラム・マシン(DMX)だけ、
レコーディングは30分ほどで終わったそう。

アカペラの女性コーラスから入り、ゲート・リヴァーヴの効いたドラムとカチカチの
ハンド・クラップが鳴り響く中、シンセがピコピコと循環するフレーズを繰り返し、
ヴォコーダーが"B Boys,B-Boys"と煽り、その後ジャズィ・ジェイを呼び込むと、
ジェイがジュースの"Catch A Groove"をグシャグシャとスクラッチしまくり、
その上を男性(レイ?)がラップしていきます。詞の内容はタイトル通りB-ボーイの
流儀について語ったもの。サビではヴォコーダーとサイレのコーラスが唄われ、
その後はここまでの繰り返しになりますが、ジェイのコスリねたはフリーダ・ペインの
"Unhooked Generation"やタイヤの軋む音に変わります。

ヴォコーダーの"B-Boys,B-Boys"の連呼、詞のテーマ、ジェイのワイルドなスクラッチ等
が胸を熱くさせる、「漢」を感じる名曲です。'85年当時というと、NY周辺ではもう
ドラム・マシン+スクラッチのみのハードコアな音が主流になっている頃ですが、この
曲はエレクトロな要素もうまく残して仕上げていると思います。







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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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