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The Megatrons "Rock The Planet" (On SUN 439) 1986

megatrons.jpg
ザ・メガトロンズは'80年代半ばからマイアミを拠点に活動するエイモス・ラーキンスIIの
変名プロジェクト。MCフレックス&FBIクルーの際にいちど紹介していますが、改めて
経歴を調べたのでもう一回書いてみます。

エイモスは生まれも育ちもマイアミ。父親は地元ではよく知られた音楽関連のマネジメントを
行う人物で、その影響でエイモスも幼少のころから業界に触れ、自らもベースを弾くように
なって、12歳の時にはもうステージに立っていたそう。大学ではジャズを専攻し、学内では
ジャコ・パストリアスと一緒に学んだこともあったそうです。

卒業後はセッション・ミュージシャンとして活動し、'84年にはMCフレックスのシングルで
プロデュース業に進出。この曲に目を付けた地元のサニービュー・レコードからの打診で、
エイモスはサニービュー傘下にプライム・チョイス、ダブル・デュース、オン、パーティ・
ロック等のレーベルを設立し、つぎつぎとプロデュース作品をリリースしていくことに
なります。いちばんのヒット曲はフリースタイル系の女性シンガー、コニーの
"Funky Little Beat('85年)"でした。

具体的にどの曲がそれなのか不明なのですが、ある曲のレコーディングを行っていた
エイモスは、ローランドTR-808のプログラミングを行う際に、誤ってバスドラのツマミを
入れっ放しにして録音し、間違いに気付かないまま完成させてしまったそう。少々マユツバ
ではありますが、そのシングルを地元のレコード・ショップに直接セールスしに行き、
店頭でかけてもらったところ、その場で客たちにウケまくり、すぐに3人がお買い上げに
なったそうです。予想外の反応に驚いたエイモスはそれ以来バスドラを強調した低音重視の
音作りにのめり込むようになり、そこからあの特徴的な「マイアミ・ベース」の音が
生まれた、ということでした。

"Rock The Planet"は'86年にリリースされた、メガトロンズ名義では唯一のシングル。
エイモスはそれまでにも多数のプロデュース作を発表していますが、作曲/演奏/プロデュースを
全て自分で行っている完全なソロ・プロジェクトとしてはM.C.B.名義の"It's Your Scratch
('85年)"以来2枚めになります。

溶岩噴火のようなシンセのSEから入り、曲中で何度も繰り返される"Sucker MC's!"の
サンプリング・ヴォイスが鳴って、TR-808が早めのビートを刻み、シンセ・ベースが
ファンキーに唸ります。テーマを奏でるストリングス・シンセと、"Let's Rock The
Planet"とハモる男性ラッパーが交互に登場して盛り上げていきます。中盤で"Get Funky"
とか"Shake It"等の短い掛け声を連呼する部分がありますが、この辺は2ライヴ・クルー等の
典型的なマイアミの音に繋がっている感じです。曲は終盤にヴォコーダー・ヴォイスが
"Rock The Planet~"と唄って終わります。

タイトル、アレンジからしてモロなのですが、この曲はエイモスによる「プラネット・
ロック」
へのオマージュでしょう。バスドラの音は一般的なエレクトロより気持ち強調
されているかな、という程度。MCフレックスの時にも書きましたが、ちゃんと楽理を
学んでいるおかげか、この人の作る音はいい意味で安定しており、完成されている
感じがします。






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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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