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Man Parrish "Hip Hop,Be Bop (Don't Stop)" (Importe 12 MP 324) 1982

manparrish.jpg
マン・パリッシュはNY出身の白人マニュアル・ジョゼフ・パリッシュによるプロジェクト。
'70年代はアンディ・ウォーホルの周辺に出入りして、グラマラスなコスチュームや派手な
メイクでステージ・パフォーマンスを行い、ラブ&ドラッグに溺れたアングラ生活を送って
いたそう。'80年代に入ってからはレコーディングの現場にも関わるようになり、奇抜なメイクと
オペラ唱法で知られるニュー・ウェイヴ系のアーティスト、クラウス・ノミのアルバムに
エンジニアとして参加しています。

当時のパリッシュはブライアン・イーノのアンビエント・ミュージックに入れ込み、イーノが
運営していた「the Mud Club」に日参する一方で、ヒップホップのレコードに使われている
TR-808のようなリズム・マシーンの音にも抗えない魅力を感じるようになっていたとのこと。
また、クラフトワークの「アウトバーン」にも当然のように影響を受けたようです。

"Hip Hop, Be Bop"は彼が相棒のラウル・ロドリゲスと作り上げたデビュー・シングル。
パリッシュのHPに載っているインタビューによると、レコーディング当時同じスタジオの
隣で作業していたのがアーサー・ベイカーとジョン・ロビーで、彼らがバンバータの
"Looking For The Perfect Beat"を作っているのを横目に見ながら切磋琢磨していく感じで
レコーディングしていったとのこと。パリッシュのファースト・アルバムの中で、
この曲だけ作曲者のクレジットにジョン・ロビーが含まれているので、何か音作りで
アイデアを提供したのかもしれません。たしかにサビの部分でドカドカとドラムが乱打される
辺りがロビーの作風に近い気もします。

曲全体はTR-808のビートとハンド・クラップ音にアンビエント風なシンセが絡み、ところどころで
犬の吼え声と、タイトルを叫ぶ男性の声がするだけ! ひたすらその繰り返しです。当時今野雄二氏が
雑誌で「究極のヒップホップ」みたいな形容をしていたと記憶しています。ラップやヴォーカルなし
で、ヘヴィなビートとミニマリズムを極めたこの曲は、ある意味エレクトロの音響的な部分を
いちばんシンプルに表現していると言えなくもない、とは私も思います。

ただ、この人は経歴に表れているようにブラック・カルチャーやファンクの伝統からは全く関係ない
ところから出て来ているので、クロいウネリやファンキーな感覚を感じさせないところが
個人的には不満です。アルバムのほうには前述のゲイ仲間(?)クラウス・ノミやNYパンク方面で
知られた女性シンガー、チェリイ・ヴァニラも参加しています。HPではゴテゴテのメイクをした
パリッシュが拝めるこの曲のビデオ・クリップも見れますので、興味のある方はどうぞ。





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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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