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"Beat:Repeat" at RBMA

相変わらず当面は月イチ更新を地味に続ける感じなのですが、
ネット中に面白いページを見つけたので紹介します(ほぼ全編
受け売りです^^;)。

エナジー・ドリンクとして日本でもおなじみのレッド・ブルが
主宰する音楽学校、レッド・ブル・ミュージック・アカデミー
(以下RBMA)のHPに、面白い動画が載っていました。

バンバータ&ソウルソニック・フォースの名作"Looking For
The Perfect Beat"の制作プロセスを、プロデュースした
アーサー・ベイカーとジョン・ロビーが解説(!)しています。





'80年代前半ごろのNYのクリエイティブな環境をまずベイカーが
語り、続いてジョンが登場して、TR-808をリアル・タイムで操作
しながらあの曲のビートを再現していきます。さらにミキシング卓の
ツマミを上下し、打ち込みのトラックをまるで生演奏のように
ミックスしていく様子を再現。

この動画はRBMAのウェブ・マガジンの中のシリーズ、"Beat:Repeat"の
一篇で、このシリーズは他にもマン・パリッシュが"Boogie Down(Bronx)"
制作時の模様や、ジェイムズ・ムトゥーメが"Juicy Fruit"について、
マイケル・ディ・ベネディクタスがNYC・ピーチ・ボーイズの
"Don't Make Me Wait"を作ったころについて語るなど、興味深い
ものが揃っています。















RBMAのサイト内の記事ではほかに「プラネット・ロック」制作時の
模様についてのベイカーへのインタビュー、マイアミのヘンリー・
ストーン
のインタビュー、スティーヴィー・ワンダーとの蜜月期を
語るマルコム・セシル…など面白いものが目白押し。クラブ~テクノ系や
ロック系の記事の人選も鋭いです。創刊当時の「Wax Poetics」を
連想しました。

RBMAとは別ですが、YouTubeを漁っているうちに「プラネット・ロック」の
元ネタを解説する動画も見つけました。




イントロのオーケストラ・ヒットはストラヴィンスキーだったのか…
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Various Artists"The Tommy Boy Story Vol. 01"(Rhino R2 73342)2006

tommy_boy_story01.jpg

"The Tommy Boy Story~"は'06年にライノからリリースされた
コンピレイション。タイトル通りトミー・ボーイ・レーベルの作品を
集めたものです。選曲/監修はJohNick名義の作品で知られるハウス系
プロデューサーのジョニー・"D"・デ・マイロが担当。ライナーを執筆
しているのは英「Blues & Soul」誌のルイス・デネで、レーベル設立時の
様子から'06年現在までの流れを詳しく記しています。

'78年にシュガーヒル・ギャングの「ラッパーズ・ディライト」が
(特にNY周辺で)爆発的なヒットになり、メジャーの流通に乗らなくても
レコードは売れる時代になったことを察知したトム・シルヴァーマンは、
自宅の小さなアパートを事務所にしてまず雑誌「ダンス・ミュージック・
リポート」を創刊。手応えを感じたトムはつぎにレーベル経営に乗り出し、
ソウル・シンガー、エリック・ヌリ(Erik Nuri)のシングル"Let's Vote"
ライセンス・リリースすることでレーベルをスタートします。

次のシングル、コットン・キャンディの"Having Fun"も不発に終わりましたが、
その次のボン・ロック"Junior Wants To Play(ジュニアの"Mama Used To
Say"のカヴァー・ラップ)"が小ヒットしてレーベル運営も軌道に乗り、
続いてはコットン~のシングルでミックスを担当していたアフリカ・
バンバータを中心に据えて"Jazzy Sensation"を発表。こちらは35,000枚を
売るヒットになり、その次に「プラネット・ロック」が登場するわけです。

その後は「プラネット・ロック」のトラックを流用して今度はヴォーカル・
グループのプラネット・パトロールをデビューさせ、更に「次のエレクトロ」
を探していたトムはボストンで活動していたジョンザン・クリューを発掘、
その間にもバンバータ/ソウルソニック・フォースの人気は上昇して
誰もが注目するレーベルになっていく…といったところが大まかな流れです。

このコンピはCD2枚組で全22曲入り。ディスク1が主に初期のエレクトロ中心の
曲で固められ、ディスク2にはそれ以降のリリース~エレクトロ以外の曲も
含む~を収録して、徐々にレーベル・カラーが多様化していくさまを表して
います。

バンバータの最初の4枚、P・パトロールの3枚のシングル等が入っているのは
もちろんですが、12インチでしか出ていない"Play That Beat Mr.D.J."
スペシャル・リクエストラリー・ジョセフの"Rock The House"、
12"もプロモしか無かったラテン・ラスカルズの"Lisa's Coming"辺りの
収録が嬉しい。アルバムのヴァージョンは正直かったるいインフォメーション・
ソサエティの2曲も12インチのリミックスならなかなかいい感じです。

トミー・ボーイのレーベル・コンピは何種も出ているのですが、「エレクトロ期」を
キチンと押さえてある内容で現在も入手出来るものはこれのみ。アナログ・
レコードを模してレーベル部分が丸くくり抜かれたジャケットのデザインにも
愛情を感じます。



プレッシャー・ドロップ"Rock The House"




ラテン・ラスカルズ"Lisa's Coming"





プロフィール
クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

KDMX

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