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Various Artists"The Celluloid Years-12"es and More..."(Collision CCT 3007)2006

celluloidyears.jpg

今月も変わらずコンピの紹介でお茶を濁します(汗)。

"The Celluloid Years"は'06年にドイツのレーベルから出た
コンピレイション。タイトルからわかるように、セルロイド・レーベルから
リリースされた12インチの曲を集めたものです。セルロイドはもともとは
ヨーロッパ各国のヒット曲をフランスでライセンス・リリースするために
設立されたそうで、当初はニュー・ウェイヴ系のレコードを中心に発売
していたのですが、社長のジャン・カラコスがNYに移った頃から徐々に
カラーを変え、実験的な音楽やジャンル横断的な作品が増えていきます。

さらにカラコスがビル・ラズウェルと彼のグループ、マテリアルと
出会い、レーベルのスタッフ・プロデューサーとして活動するように
なって新たな路線が定まります。ビルは本来はジャズ・ベーシストで、
マテリアルのアルバムも当初は前衛ジャズ的な音だったのですが、
セカンド・アルバム"One Down"ではR&B系のミュージシャンを多数ゲストに
迎えたファンク~ディスコに変貌。ビルは当時NYで流行しつつあった
ヒップホップにも注目し、DJのグランドミクサー・D.STや(もともとは
グラフィティ・ライターだった)ファブ・ファイヴ・フレディのレコードも
リリースします。その後マテリアルがプロデュースしたハービー・ハンコックの
「ロックイット」が大ヒットしたことをうけて、セルロイドも「ヒップホップの
レーベル」という認識が広がり、レコードにハサミを入れているイラストの
ジャケットがお店にやたらと並んでいた時期がありました。

'80年代後半以降は再びレーベルの路線が変わり、アフリカ音楽や前衛ジャズ、
オルタナ・ロック等が中心になっいくのですが、このコンピはセルロイドが
ヒップホップ中心のイケてる(笑)レーベルだった頃の'80年代前半に絞った
選曲がされています。レーベルの稼ぎ頭だった(?)D.STの曲をはじめ、
バンバータの別プロジェクトであるタイム・ゾーンシャンゴ、クラッシュが
グラフィティ・ライターのフューチュラ2000と共演した曲など...その一方で
アフリカのマヌ・ディバンゴ、ジミヘンとライトニン・ロッド(ラスト・ポエッツ)の
共演曲など、マルチ・カルチュラルなカラーも発揮されています。

セルロイドの「エレクトロ路線」時代の曲は殆ど12インチでしか出ていなかったので
このコンピが出た時は嬉しかった。しかも、その辺の曲はこのCD2枚組にほぼ網羅
されているので、これを買えば事足りてしまうという...今年になって英Strutからも
セルロイド絡みのコンピが出たのですが、そちらはレーベル全体を俯瞰するような
選曲になっているので、エレクトロ好きなら断然こちらです。



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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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