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Riuichi Sakamoto"Riot In Lagos"(Island 12IS 139)1980

riotinlagos.jpg

4ヶ月近くサボってしまいましたが、今回からまた更新再開します。
最初は誰にしようかと考えた末、前から取り上げなくてはと
思っていた日本のアーティストの盤にしてみました。

教授の経歴に関してはいろいろなところで詳しく紹介されて
いるので省略します。このシングルが発表された'80年ごろは
YMOの人気が絶頂にあった時で、割と何をやっても許されてしまう
ような環境にあったそうで、そんなところから過激な(ポップでない)
レコードでも作れてしまったとのこと。

話が前後しますが今作は'80年にリリースされたアルバム「B-2 Unit」
からのシングル・カット。当時の教授はUK産のダブ、
またXTCのアンディ・パートリッジのソロ・アルバム
「テイク・アウェイ」(内容はXTCの楽曲をダブ化したもの)
に強く刺激を受けていたそうで、レコーディングの一部を
ロンドンのエアー・スタジオやスタジオ80で行い、ミックスと
エンジニアリングをUKレゲエのプロデューサー/ダブ・ミキサーである
デニス・ボーヴェルに委ねています。

エレピ風のシンセがポツポツと鳴らされ、ダブ処理された
パーカッションがディレイを伴って絡んだかと思うと、シンセ・
ベースがブンと入ってきて、そのゆったりした流れを打ち破るように
プログラミングされたリズムがアップ・テンポのビートをスタート。
複数のシンセ類がダブでユラユラとゆらめきながら絡みます。
つづいて循環するピコピコ音をバックにホイッスルのような
シンセが左右のチャンネルでソロを取り、その2種のメロディの
繰り返しで曲が進んでいきます。何度かドラムが抜けるブレイクを
はさみつつ、ダブ処理によって突如ペースの音が深くなったり、
霞の向こうから現れては消えるシンセ類の面白さに気を取られて
いると唐突に曲は終わります。

「B-2 Unit」のライナーに載っているインタビューでは、この曲の
ビートはフェラ・クティのアフロ・ビートを参考にした旨が
述べられていますが、個人的にはアフロ色は殆ど感じません。
それでも、普通のポップスやソウルの曲とは全く異なるフレーズの
組み立てや、カリカリとして冷たい電子楽器の音色、テクノと
ダブをいち早く融合させた先見性等、'80年の作にして今聴いても
全く古びていない作品だと思います。

YMOの楽曲同様エレクトロのアーティストにも影響を与えており、
アフリカ・バンバータは自身が担当するラジオ番組のエンディング・
テーマにこの曲を使用し、カーティス・マントロニクは影響を受けた
曲を集めたコンピレイションにこの曲を選んでいました。

...こんな感じで、これからは週に1回程度の更新になると
思います(以前のような毎日の更新は肉体的にもネタ量的にも
無理です...)が、よろしくお付き合いください。





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Electro Reissues 2011

wotupski01.jpg
ジェリービーン"Wotupski!?!"のジャケット

次回の更新から12インチのレビューに戻ります。

間が空いて文章の書き方を忘れている気もするので、
リハビリ代わりに今年のエレクトロ関連のリイシューを
いくつか紹介してみたいと思います。全てCDです。

Freeez"Gonna Get You (Expanded Edition)"(Strike Force Entertainment SFE 014)
"I.O.U."でおなじみフリーズの'83年のセカンド・アルバムの
初CD化。2枚組で、ディスク1にオリジナル・アルバムの全曲と
"Gonna Get You"のメガミックス、ディスク2には"I.O.U."や
"Pop Goes My Love"のダブやメガミックス等のヴァージョン違いを
満載した豪華な内容です。彼らの作品は今回のCD化以前は
CDではベスト盤1枚しか出ていなかったので、今ごろですが
決定版的なものが出たことになります。16ページある
ブックレットには詞やメンバーへの当時のインタビュー、
ジョン・ロッカやアーサー・ベイカーのコメント等も
載っている丁寧なつくり。当ブログ的にはこれが今年の
リイシュー・ベスト作です。

Jellybean"Wotupski!?!"(Gold Legion 57094 562222)
ジェリービーンの'84年のデビュー・アルバムの初CD化。
5曲入りのミニ・アルバムなのでCD化は難しいだろうと
思っていたのですが、シングル・カットの2曲のミックス違いを
計4曲入れてヴォリュームを整えたかたちにしてあります。
ところが、このボーナス・トラックが手違いで4曲中3曲は
アルバム・ヴァージョンと全く同じものが収録されており、
実際にアルバムと違うのは"The Mexican"のファンハウス・
ミックスのみなのでした。。。まあアルバムの曲がまとめて
聴けるだけでも嬉しいし、キャット・スティーブンスの
エレクトロ・クラシックのカヴァー"Was Dog A Doughnut"の
内容を再確認出来るのは有難いです。こちらも16ページある
ブックレットはデイヴィッド・ニック・イヴァッラなる方に
よる詳細なバイオとアルバムの解説を中心としたもの。

Planet Patrol"Planet Patrol"(Traffic Entertainment TEG-75516)
アーサー・ベイカーがプロデュースしたヴォーカル・グループ、
プラネット・パトロールの唯一のアルバム。'99年に一度
トミー・ボーイからCD化されていましたがすぐに廃盤になって
いました。今回のCDはその再発盤に準じた内容になっており、
オリジナル・アルバムの6曲に2曲のリミックスと、'99年の
リイシュー時の目玉として制作された"Play At Your Own Risk"の
リル・ジョンによるリミックスが追加されています。
ライナー等は特に無く、「再発CDの忠実なリイシュー」といった
感じです。

Dwayne Omarr"Multi Funk"(Rephlex CAT 202 CD)
マイアミのヴォコーダー野郎、ドウェイン・オマーの編集盤。
シングルのみのリリースだった"This Party's Jam Packed"や
"Save The Children"、他アーティストのプロデュース曲や
未発表(?)曲等を集めた全7曲。ジャケットはろくにクレジットも
無いペラ紙で素っ気ない作りですが、これは出たこと自体が
嬉しい一枚でした。

Maurice Starr"Spacey Lady-Expanded Edition"(Funky Town Grooves FTG-269)
そのオマーとも関わりのあったモーリス・スターのソロ2作も
今年初CD化。こちらは以前紹介済の"Electric Funk Drummer"も
収録されたセカンドです。これだけ現物未入手なのですが、
オリジナル・アルバムの10曲にシングル2曲のヴァージョン違い
計4曲が加えられているようです。

この5点で殆ど全部(!)です。エレクトロは12インチでしか出てない
ものが大半なので、CD化されるのはアルバムも出していたポップ寄りの
アーティストが中心になってしまいます。ヒップホップ系の
エレクトロはCDではコンピでなんとか、ということになるわけですが、
今年はこれといったコンピも無く、当ブログでこれまでに紹介した盤も
大半は廃盤なのでした。。。上に挙げた5枚も、流通状態が良くないものが
多く、既に見かけなくなっているものもあるようです。

ブログからは離れる内容ですが、新録ではJ-ロックの
"Some Cold Rock Stuff"やキッド・カディの"Man On The Moon II"を
愛聴していました。一曲だけならクリス・ブラウン(+リル・ウェイン&
バスタ)の"Look At Me Now"かな。




Boris Dlugosch"Bionic Breaks"(Kontor 0152042KON)2004

bionicbreaks.jpg
3ヶ月経ってしまいました。少しずつですがレコードが買えて
きているので、今月中には再開したいと思います。更新頻度は
大幅に落ちると思いますが。。。

今回取り上げるミックスCDは、ハンブルグを拠点に活動するDJ、
ボリス・ドルゴッシュによるもの。ムース・Tとの共作が多い等
本来はハウス畑の人のようですが、今作では大々的にエレクトロの
曲を取り入れています。詳しい曲目はこちらを参照してほしいのですが、
バンバータフリーズ、ジェリービーン等の'80年代のエレクトロの曲と、
スウェイザック、メトロ・エリア等の'00年代前半当時のハウス~テクノ系の
ヒット曲が違和感なくミックスされています。ラッセル・ブラザーズ
ドミナトリックスプロジェクト・フューチャー等、定番からはやや外れる
曲も選ばれているのもミソです。

短めですがライナー・ノーツを書いているのはアーサー・ベイカー
「これはジェリービーンが作るべきだった"ファンハウス"クラシック
(の曲が詰まった)CDだ!」等と語っています。

'04年のリリース当時はこのCDの存在すら知らなかったのですが、
某有名中古チェーン店の\500コーナーでアルバム・タイトルに
惹かれて曲目を見てみたら、「コレは!?」とエレクトロ魂に火が点けられて
買ってしまったのでした。



プロフィール
クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

KDMX

Author:KDMX

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