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The Masterdon Committee "Funkbox Party" (Enjoy EN 1166) 1982

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マスタードン・コミッティーは'80年代前半に5枚のシングルを残したグループ。
リーダーのマスター・ドンことドネル・マーティンはボルチモア生まれでNY育ち、
子供の頃から音楽に並々ならぬ興味を示していたそうですが、十代半ばの頃から
DJをはじめ、優れたスキルで頭角を現していきます。'80年ごろには専属のMCを
率いて活動するようになり、これが発展してマスタードン~が結成。メンバーは
ギャングスター・ジー、ブー・スキー(Boo Ski)、キース・K.C.、ジョニー・ディー、
そしてドネルの姉で、先にソロでも活動していたペブリー・プー(Pebblee Poo)
でした。

ライヴの際にリズム・ボックスをDJプレイと併用することでも話題を集め、それが
ボビー・ロビンソンの目に留まって(ドンが使用していた特殊な?TR-808を本気で
欲しがっていたらしい)エンジョイ・レーベルと契約。デビュー・シングル
"Gonna' Get You Hot"は生演奏中心の旧来の「ディスコ・ラップ」スタイルでしたが、
彼らのライヴをTR-808込みで再現したのがセカンド・シングルの"Funkbox Party"
でした。ファンクボックスとはむろんTR-808のことです。

"Listen,Listen,Listen For The Beatbox"の掛け声と共にTR-808がビートを刻み、
派手なガヤと共にMCが観客を煽ります。その後、味のある声の男性が唄いはじめ
ます。サビでの「ウーン、ナナナナー」の連呼が男臭くてカッコイイ。連られて
観客も「ウーン~」と繰り返します。ひと通り唄い終えた後は各MCのソロ・パートが
あり、一人が終わる度に先のコーラスがまた入ります。姉御肌のペブリー・プーが
良いです。

トラックはリズム・ボックスのみですが、一度聴いたら忘れられないヴォーカル、
アツいMC陣、そして激しい観客の反応と、ライヴの盛り上がりをうまく再現し、
オールド・スクール期のパーティの模様を今に伝える名曲です。







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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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