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Special Request "Salsa Smurph" (Tommy Boy TB 832) 1983

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スペシャル・リクエストはNY在住のラテン系アメリカ人、カルロス・デ・ヘスースと
ホセ"アニマル"ディアスによるプロジェクト。この曲を含め2枚のシングルしか
出していません。

カルロスはサルサのキーボード奏者、リカルド・マレーロのグループ出身ですが
'80年代のこの時期だけヒップホップに接近、スペシャル~のほかにも
The Buggers やX-Ray Visionといった単発のプロジェクトでシングルを
発表していました。ホセのほうはクイーンズ生まれで、ラジオ局WKTUのDJ
として当時は知られていた人。カルロスとの共作のほかにはマン・パリッシュの
"Hip Hop Be Bop"
や、デトロイト・テクノの名作サイボトロンの"Clear"の
リミックス等も手掛けています。

音のほうは非常にシンプル。導火線に火が点いた時のような「シュシュッ、シュシュッ」
というパーカッションと、TR-808よりも前の安い機種のものと思われるペナペナの
リズム・ボックスに、ラテン・リズムを取り入れたマリンバ風のシンセが絡み、
ヴォコーダーが"Salsa~Do The Salsa Smuph"と唄う。その後のシンセ・ソロも
どこか気の抜けたオモチャのような音色で、ひとことで言ってスカスカな
インストです。BPMが115と遅いのも曲のノンビリ感に拍車をかけています。

ところが、これを重低音の効いた大型のスピーカーで聴くと、めちゃめちゃドープに
なってしまうのです。打ち込み以降のダンスホール・レゲエに通じる感じというか、
シンプルなトラック故ひとつひとつの音が直接身体に伝わってきてズシンときます。
いったんハマると癖になってやめられない、エレクトロでは珍しい引きの美学で
光る曲と言っていいでしょう。

もう一枚のシングルのほうは、アップ・テンポの割とフツーのラテン・ポップに
なってしまったのが残念。このヘンタイ・エレクトロ路線をもっと聴いてみたかったです。






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クロい音楽全般が好きなのですが、 ここではエレクトロとオールド・スクールの アナログ盤に絞って紹介していきます。

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